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2004年11月30日(火曜日)

ベランダカフェ

ベランダカフェ
神宮の銀杏が見ごろだそうですね。
家の前の銀杏並木もきれいな黄色に色づいています。
ベランダでお茶を飲みつつ紅葉を鑑賞。
5階なので、見えるのは木の天辺だけですが。

我が家のベランダは写真のように、手すりのところにカウンターを取り付け、足元にデッキ(というかスノコというか)を置いています。どちらも家族の手作り。木を焼て使い込んだ感じにしているところがポイントだとか。そこに椅子を並べれば「ベランダカフェ」のできあがりです。
カウンターに古本屋でまとめ買いした懐かしい漫画全巻を積み上げ、それらをディレクターチェアに座って読みふけっているとこんな幸せったらない!と思いますよ(これだと漫画喫茶?)。
あとこの夏は流しそうめんをしました。カウンターに半分に切った竹(ちなみにこれも手作り。その時使った竹の蕎麦猪口も)を設置、その中にホースの水と麺をちょろちょろ流す…これは結刻ホえました。
で夜は星空バーに変身。
ろうそくの明かりのもと、お酒を飲みます。お客様が来たら、まずはここで1杯飲んでもらってから中で料理を食べてもらうのが決まり(強制的)。
狭い家なので、ベランダも一つの部屋として色々活用しています。

けれどやっぱり外なので真夏の日中は暑くて長い間はいられないし、冬も寒いのでちょっと厳しい。
ベランダカフェの営業期間は短いのです。
今シーズンもそろそろ終わりかもと思ったら、
「ベランダに火鉢置くか」と相方。
いいかもしれない。

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2004年11月29日(月曜日)

白い時間

天窓
お昼すぎ、13時・14時くらいに部屋に入ってくる光は、白い。
初々しいのでもない、終わりかけでもない。
展開の前後を感じさせない、ただただ照らす乾いた静かな明るさ。
この時間帯の光の色が好きです。

家で仕事をしているとき、
窓が白く輝くのに気が付くと、
キーボードををカタカタと打つ手が思わず止まります。
カーテンを透かして射し込む陽は、
光を、なんだかとてもわかりやすく、手に取れるもののように感じさせ、
私は植物のようにうれしくなって、
浴びることに、積極的になりたくなります。

家の中を、わざわざこのタイミングの陽光が最も注ぐポイントへと移動。
軽い食事と、
かるいお酒とを用意。(休日なのでね)
読めていなかった雑誌などをぺらりぺらり。
音楽もかけよう。
最近のお気に入り、「HUMAN NATURE」(マイケル・ジャクソン氏のじゃなくて土岐麻子さんversion.)。
ゆっくりした午後を贅沢に彩る音。

せわしない日々も、悩まされることも含めて、
しあわせなのかもしれないなと、ふと思ったり。

ちょっと永遠ぽいこの時間帯は、
結構容赦なく、ひとときです。

白さのなかでキーボードをたたくのも気分がよい、と仕事に戻った私は、
かなりキュキュッと集中でき、
いつしかPCのモニターの光が眩しいくらい、
部屋はトップリと暗闇に浸っていました。
基本的にぼんやりしている私は、
あれ、顔がモニターに照らされている、ということに、
やっと唐突に気が付いて、
「あ、またあの白い時間が終わってしまった」
と落胆するのです。
取り戻せない時が、また逝った。

でも、浴びたし。
気持ちのよい午後の記憶は、
白く照る時間とまた遇うまでの、栄養です。

※【写真】ちょっと暗く写ってしまったけどウチの天窓。陽が注ぎすぎて暑い…。
下方のシルエットは、木彫りのネコの置物です。
※【トラックバック】他ブログで土岐麻子さんのこと書いてる方のとこへ・・・と思って徘徊していたら、私の好きなU2を語りつつの方がいらっしゃったので思わず。

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2004年11月26日(金曜日)

続・面白茶壷&トラバ・キャンペーン

041126staff.jpg先週に引続いて、まずは面白い茶壷ネタ。
写真は、チンシャンで時々登場する「雲龍壷(うんりゅうふう)」。お茶を注ごうとすると、首がにゅ~っと伸びて舌を出す仕組み。これも全部、手作りの細工なんですよね。中国の職人さんの魂を感じます。

この茶壷、来月に開催予定のウィンターセールで是非セットに含めようと思って撮影のために取り寄せたのですが、何度見ても愛らしく、思わず記念写真を撮った次第です。セールはまだちょっと先ですが、是非チェックしていて下さい!!


ところで、昨日の宮澤やすみさんに一言アドバイス!
苦丁茶はそのままでは「良薬口に苦し」といった印象のこのお茶。もっと美味しく召上る秘策は、3~4煎淹れた後の、味が薄らいだお茶(お薦めは木柵鉄観音:只今チンシャンではアウトレットにて格安販売中!)に、半分ぐらに折って追加していれると美味しく愉しめます。苦丁茶は様々な形状があるので一概にはいえませんが、目分量と好みで試してみて下さい♪

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*** 養壺続報 ***
以前の日記で公表した「オフィス・ライフを愉しもう計画」の一つ、隣の席の相棒との「養壷(やんふー)」は相変わらず順調です。が、先日はうっかり一日中「蓋碗」「碧螺春」を淹れていたので、茶壷を使わなかったのです!!「しまった、相棒より1日分、手入れが行き届かなかった・・・」と後悔。昨日は2回、茶葉で磨いてあげました。今日はもちろん、一足お先に茶壷をつかってお茶を淹れている私です。・・・でも、やっぱり蓋碗も好きです。(せこ)

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2004年11月25日(木曜日)

苦い思い

かのちゃん041124
 形がおもしろいお茶を見つけました。名前は「苦丁茶(くーでぃんちゃ)」。名前から一抹の不安(笑)を感じましたが、一枚の葉っぱを、くるくると細長く巻いた形をしてるのがおもしろくて、とりあえず購入。

 どうやって入れるんだろう? と思いつつ、種類的には緑茶らしいので、とりあえずふつうのお茶のようにお湯を注ぎました。

 「おおっ きれいな色!」

 こんなにあざやかな緑色をするとはミントグリーンの液体がとてもきれいです(写真ではうまく色がでませんでしたゴメン)。そして香りは、う~んどこかで嗅いだことある。そうだ大学の卒業旅行だ。あのとき、生まれて初めての海外旅行を中国南部にしたんだっけ。桂林の水墨画のような世界はよかったけれど、水が合わずにお腹をこわし、食の都・広州ではせっかくの料理が楽しめなかった。それも良い思い出ですが、その旅で訪れた雲南省・昆明という町の空港に降り立った時、こんな匂いがしてた。緑茶のさわやかな香りの中に、どこか「ぬめっ」としたような匂いが混ざって、ミャンマーにも近い内陸の町に異国情緒を感じたものでした。

 突然のなつかしい香りにうれしくなって、ひと口飲んでみました。すると、

 「ぎょえ~、に、苦い!!」

 そりゃ、名前が「苦丁茶」だから苦いとは思いましたよ。でもここまでキツイとは! 口の中がびっくりしてキュッとちぢこまっちゃう。あまりの衝撃にしばしボーゼンと立ち尽くす。ああ、それなのに、もうひと口いっちゃうんですね。これがこのお茶の不思議なところです。

 「怖いモノ見たさ」という言葉があるように「苦いもの飲みたさ」というのがあてはまる、「あ~苦かった~、もうひと口」って飲んじゃう。ただ苦いだけじゃなくて、うまみのようなものを感じるんですね。商品説明には苦味の奥に甘みがあると書いてあります。

 葉っぱが通常のお茶の木からとれるものとはちがうようで、ちょっと漢方薬的な存在なのかも。あの苦味は、危険な感じじゃなく、いかにも身体によさそうな味でした。不覚にも(?)「ちょっとおいしい」と思っちゃう自分がいる。最初の一杯はどうやら葉っぱが多すぎたようで、2杯目は葉っぱを4,5本(細長いから本と数える)にしたら、わりと許せる苦味になりました。で、今朝も仕事の前に一杯。これは目覚めます。

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2004年11月24日(水曜日)

多摩川のほとりのピースフルなカフェ

041124kawag.jpg晴れた日曜日の午後、多摩川べりの散歩に出かけました。秋の終わりの河川敷では、犬を散歩させる人々や、男性を散歩させる女性たち、魚につられている釣り人たちがそれぞれの時間を楽しんでいます。

土手をおりたところに、ざっくばらんな(?)作りの白い小屋がひとつ。噂に聞いた期間限定のカフェが「PEACE」の看板を掲げ、川にむかってパラソルと椅子を並べています。そのひとつに腰をおろし、グラスのシャンパンを注文してみました。

都心のカフェとはあきらかに違う空気感です。雑踏を足早に抜けてこのカフェのドアを開けた、というせわしないムードを背負っている人はいないし、携帯電話で仕事の打ち合わせをする人もいないし、いらただしげな口調の会話も聞こえてきません。座っている人々は本当にのんびりと川を眺めてリラックスしているのです。いつもならすぐに本をひろげる私も、気持ちのいい川風を深呼吸したり空を見上げたり。

PEACEの今年の営業は11月23日で終了。小さな黒板にはこんな文字が書かれていました。


約半年間、PEACEにお越しいただいた皆様、
どうもありがとうございました。
来期OPEN予定は4月下旬です。
あたたかくなってからの皆様のご来店をお待ちしております。
See you next year!

通りかかった犬をなでさせてもらったりするうちに、早くも淡い色のシャンパンの向こうに太陽が傾き始めました。野球の試合を終えた少年たちが、ユニフォーム姿でPEACEの前を横切って帰っていきます。

ピースフルな時間が名残惜しくなって、その日の夜、再びPEACEに戻ってきて夫と二人で夕食をとりました。小さなランプに照らされたテーブルでワインを飲んでいると、なんだか不思議な気持ちになります。
「どうしてこんなに落ち着くんだろうね?」
夫が燻製の牛タンを食べながら言いました。暗い川面、遠くの橋の上を通過する電車の窓のあかり。

お店の膝掛けを借りたのですが、さすがに食べ終わる頃は身体が冷えてしまって、食後酒にホットウィスキートディを注文しました。帰るときにスタッフが笑顔で言葉を添えてくれました。
「おうちに帰ってから、ちゃんとあったまってくださいね」

その言葉に、しっかりあたたまってしまったのです。

【2007年4月以降のPEACEのショップデータなど、詳細はこちらで!】
AllAboutカフェごはん「PEACE」…二子玉川


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2004年11月23日(火曜日)

30歳からの野菜生活

カブと聖護院大根
写真は一昨日収穫したカブと聖護院大根です。
野菜の価格が高騰していますが、義父が畑をやっているため我が家は特に困っておりません。ありがたいことです。
畑には旬のものでしたら、ほとんど揃っています。中には、えこんなものも!?というマニアックなのも。
ちなみにこの日はブロッコリー、キャベツ、ホウレン草、大和芋、柚子(←これは庭に生っている)などももらいました。
経済的に助かるだけでなく、義父の作る野菜は本当においしい。
この夏も韓国風つけものを作るため採れたてきゅうりを準備していたのですが、味見をした生のままがあまりにもおいしくって、そのまま夢中で1本食べてしまいました。ジューシーで、今まで食べてきたきゅうりって何だったんだろうって思うくらい衝撃的な味でした。

畑に野菜をもらいに行き、家に帰って料理。ただそれだけで終わる休日がよくあります。それは例えばテーマパークに遊びに行くより、自分にとっては楽しいこと。で料理したものは「野菜の神様に感謝」と畑のある西の方向に一礼してからいただきます(ほんとに)。

手作り野菜で育った相方は小さい頃は、ウチはスーパーで野菜が買えないくらい貧乏なのかと思っていたそう。でも大人になってその贅沢さに気付いたと言っています。ゆくゆくは野菜ソムリエの資格をとって「30歳からの野菜生活」という本を出すのだとか(笑)。
一方の私自身はずっと肉好きでしたが、野菜フルな生活を送るうち、おいしい野菜はおいしい肉を食べるのと同じ満足感があるなぁと日々思っています。や、以前ほど肉を消化できなくなったので、それ以上かな。

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2004年11月22日(月曜日)

おいしい日々

「おいしい。」という思いで満ちることは、なんと端的な幸せ。落ち込んだ気分も浮上させ、多忙にささくれ立つ心もすべらかにし、なにやら「あしたもがんばろう…」なんて前向きな意欲が身体に一枚、ヴェールのようにふわりと、被さったりして。“おいしい”って、偉大ですねえ。私は食することが好き。そのひとときが好き。カロリー的なことは、夢のような時間と相反して唐突にリアルすぎる問題なので、暫し脇に置くのだ(置きっぱなし)。

さて今日は、冷静に考えると「バランス的にどうなんだ…」という疑問は大いに沸くものの、「おいしいおいしい」と一日に何度も唱えることのできた良い日でした。

1)クロワッサン :はじめて、昨日、生地をつくって焼いてみたんです。まだ数個残っていたので、本日の一食目にしました。やはり一日経ったなりの味になってしまってはいたけれど、うん、なかなかうまくできているよね…などと悦に入りながらもぐもぐ。イマイチ同じ形になりきれていない、それぞれの表情もいとおしいものです。

041122hiroe1.jpg2)フォンダンショコラ:こちらは本日のおやつ。冷凍庫から取り出し、180度のオーヴンで20分。お皿に乗っけて、ケーキのまんなかにナイフを通すと…チョコレートが、内に秘めて溢れんばかりだった情熱の如くたっぷりと、熱く流れ出す。反則的悩殺ヴィジュアルです。チョコレート大好き人間の私はいつも負けっぱなしです。外のチョコレートケーキはかりかりと固めで、食感にハッキリと対比があるところもとても好み。私が携わっている「おとりよせネット」でも、イチオシの一品。

041122hiroe2.jpg3)タイ料理 :夜は、かねて約束していた外食でした。吉祥寺で、兄と相方(オット君)と「アムリタ食堂」へ。相方と兄は、食道楽つながりで、もはや私を置いてどっかに食べにいったりもしているようなのですが、今日は私もしっかり着いてきました。タイ料理、好きなんだもん。パッタイ(タイ風ヤキソバ)と、ガイヤーン(鶏肉の炭火焼)は必ずで、それからそれから…。3人くらいでいくと、多種食べられてよいですよね。デザートも三人別々のものを頼んで試食合戦。私はクワイ芋(←おせちのイメージ強いですよね)のぬくぬくプリン。これが素朴でおいしいんだ。吉祥寺って街は、私にとってかなり縁の深いところで、この街で気の置けないひとたちと楽しく食事なんかしていると、しみじみほっといたします。

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2004年11月19日(金曜日)

トラバにプレゼント!!

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この写真は何だろう・・・?とお思いの方に、まずは火曜日担当の玉木さんの日誌を引用します。

     茶壺のポスターが面白かったです。
     ずらーりと色々な茶壺が並んでいて、
     その中に埴輪みたいなのとか豹みたい
     なのとかがあるんですよ。

このくだりを読んでいて、思い出しました。「そういえばチンシャンでは販売してないけれど、面白い茶壷があったなぁ~・・・」と。サンプル置き場を探してみたら、写真のような茶壷を発見!リアルな枝と桃が印象的な茶壷や、お茶を注ぐと、カエルの足元にあるツブツブがカチャカチャと動くようになっている茶壷(言葉で説明しづらい・・)などなど。色彩も豊かで手も込んでいる・・・いかにも中国らしい品物ですが、高額でたくさん仕入れることが難しい商品はなかなか取り扱いが難しいんですよね。

チンシャンで取り扱っている「変りダネ」といえば、こちらのような茶壷とか。

さて、話は変わりまして今日はブログを運営されている皆様にキャンペーンのお知らせです!

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ブログをお持ちの皆様、トラバを貼るだけですのでふるってご参加下さい。お待ちしています!


***雑記***
先週の日誌で公表した「オフィス・ライフを愉しもう計画」の一つでもある隣の席の相棒との「養壷(やんふー)」、順調です。中国茶初心者の相棒は朝から果敢にお茶を淹れるので、私も「置いていかれまい!!」と朝から工夫式で淹れています。たった1週間ですが、一日中お茶を淹れた後は茶葉で磨いて手拭でも磨いて・・・と入念な手入れをしているためか、心なしかツヤが出てきました。


(せこ)

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2004年11月18日(木曜日)

カフェ俳句! いいですねえ~

 一度別ネタで書き終えたんですが、川口さんのを読んで書き直しちゃいました(笑)

 外国の方って、妙に日本に詳しかったりしますね。

 私はモノ書き業のかたわら、書道の仕事もしていますが、海外からメールで注文がよく来ます。

 たいていは「武士道って書いてくれ」みたいな空手家のセンセーが多いですけど、ときどき、英語の詩や俳句を翻訳して、ジャパニーズ・カリグラフィー・スタイルで書いて欲しい、という依頼がくる。依頼人自作の詩だったり、昔の人の俳句や漢詩を英訳したものだったり、いろんなパターンがあります。俳句の場合は松尾芭蕉など昔の人の句を英語で言ってくるのが多い。たとえばこんなの:


 On a journey,
 Resting beneath the cherry blossoms,
 I feel myself to be in a Noh play


「日本語で言ってくれたらいいのに」と思っても、相手は外人だから仕方ない。それで俳句を調べてオリジナルの日本語を探しだすわけです。で、結果もとはこんな俳句でした。


 花の陰(かげ) 謡(うたい)に似たる 旅寝かな


 なんだか、ゆ~ったりとした気になってこっちまで眠くなりますね。


 さて、依頼人自作の詩を自分で訳す場合は、私が自由に翻訳して書いています。これがけっこう楽しい。

 詩を訳すときは、一度英語の「言葉」を理解したあと、すっと言葉から離れて、詩のイメージに入り込むようにしています。そこから日本語が出てくるのを待つ感じで。だから直訳はもちろんナシ。専門的な勉強をしないと本当はだめなんでしょうけど、楽しくやらせてもらっています。
 一度はプロポーズに送る「愛の詩」を訳すことがあって、あれはこっ恥ずかしかった!(笑) かのちゃんが邪魔して見づらいですけど、これがその作品です。
愛の詩!

 先日、なつかしい人からメールが来ました。フランス人のパトリックおじさん。1995年、当時会社員だった私が出張でジュネーヴに滞在したとき、小さなホテルのフロントをやっていた人でした。

 その人が、私に詩の翻訳と書道作品を依頼した、最初の人です。あれから仕事も名前も変わった私だけど、あの出会いが今の自分につながっていると思います。

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2004年11月17日(水曜日)

カフェ俳句

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趣味でカフェのWebサイトを作り始めて4年。ときどき海外の読者からメールをいただくことがあります。
先日届いたメールはUS発。CAFFEINE SOCIETY(カフェイン・ソサイエティ)という小さな出版社をおこしたJeffrey Goldsmith氏からでした。

「東京カフェマニアが大好きです。CAFE HAIKUという本を作ったので、よかったらさしあげましょう」と英語で書かれた短いメール。返信を送って数日後、カリフォルニアから1冊の本が届きました。

洒落たデザインのページをめくると、右側にはカフェインのある風景を切り取ったモノクロ写真が、左側には3行の英文が並んでいます。CAFE HAIKUとは、そう、カフェ俳句だったのです!

カプチーノをよんだ一句、空になったカップについての一句、遥かな国の味がするチョコレート・マカロンについての一句。なかには古い木の椅子を眺め、光と影の中で座るZAZEN(座禅。アメリカ人にとっては東洋の神秘?)に思いをはせた句や、カフェイン的洞察を深める句もあります。たとえばこんな三行。

Caffeine makes context.
This world radiates from you.
Mind expanding cup.

直訳するとこんな感じでしょうか。

”カフェインが情況を作る。
 この世界はあなたが放射するもの。
 想いがカップをひろげていく”

これを日本語の五・七・五のリズムに翻訳するとどうなるのでしょう? 最近はカフェインを飲むたびにカフェ俳句の日本語訳を考えて遊んでいます。

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