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2004年11月16日(火曜日)

カワスギさんと午後茶

詩仙堂です。
いきなりですが告知です。
先日発売された雑誌『心地いい暮らし 』(宝島社)にアイ・スタイラーズのモノたちが掲載されています。「寒さがくれた道具たち」という、冬だからこその楽しみを提案した特集です。ほかに高山なおみさんの冬おかずのページや青木和子さんによる手作りのページ、陶芸家花岡隆さんの特集などがあって充実してます。ぜひ手にとってみてください(近々お店でも扱います)。
お店を雑誌に取り上げてもらうことは多いのですが、今回はその特集に全面的に関わらせてもらったので、とても思い入れの深い1冊となりました(ちなみに文章も書かせてもらったのですよ)。いつもできあがったものを見ると感動します。カタチに残るというのはやはり嬉しいものです(だからこそ怖いともいえますが)。

…とそんな話題で月曜担当のカワスギさんと盛り上がりました。
場所は日記で紹介されていた中国茶藝館「華香」にて。
お互い書くことに携わっていること、また「家のこと」をするのが好きという共通点もあり、共感するところが多く話が尽きませんでした。カワスギさんと過ごしていると心がどんどんリラックスしていき、お会いするのは2回目なのにあれもこれも話したくなります。

ここでは金萱茶をいただきました。「ミルクのようなほんのりとした甘い香り~」という解説通り、ほのかに甘いお茶。それでいてさっぱり。途中ポットを換えてもらうほど飲んだのに、お腹がたっぷんたっぷんにならずすっきりとしていました。不思議。
お茶菓子は可愛らしいちび蒸篭に入ったココナツ団子。これもモチモチしておいしかったー。自然ににっこりしちゃいました。
そうそう。お店のトイレに貼ってある茶壺のポスターが面白かったです。ずらーりと色々な茶壺が並んでいて、その中に埴輪みたいなのとか豹みたいなのとかがあるんですよ。

話に夢中になり写真を撮り忘れてしまったので、本日の写真は先日遊びに行った京都詩仙堂での1枚を。

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2004年11月15日(月曜日)

中国茶には、浮世とは違う時間が流れる?

むらさきの茶壷私はある日、とある茶藝館(中国茶のキッサテン)にて、「とりあえず、ここのメニューにあるお茶、全部試してみたい」という思いを抱いたのでした(10/18日誌参照)。メニューに記された数々のお茶の名。そのむこうには、無数ともいえる、未知の香りたちがいる---。そのひとつひとつと出会っていこうというのは、かなり優雅な旅のよう。私はこの思いつきが気に入りました。仕事がびっちりのときなんかにかえって無性に、旅の続きをのんびり果たしたくなる今日この頃です…。

さて、当日誌火曜担当の玉木あずささんが、このプランに興味を持ってくださいまして、「ではご一緒しましょうよ。」ということに。例の茶藝館にて、お茶タイムをご一緒させていただきました。

お店の人が、「一煎目はお入れしますか?」と聞いてくれます。私は、もう何度か見せてもらっているのに、いつもお店の人に頼んでしまいます。中国茶を淹れるときにつきものの、茶壷にフタがされて、その上から惜しみなく湯が注がれるという様子。この光景を見ているのが好きなのです。湯は乾いた茶壷の楓ハを、みるみる透明な水の膜で包みこむようにして撫でていく。たっぷりと水浴びする茶壷は、なんとも気持ちよさげ。

玉木さんは暮らしまわりを扱うインテリアショップにお勤めの方なので、器ブランドなどお詳しいです。私はアルツベルグという磁器メーカーの某シリーズがとても好きなのですが、自分の知らない色があることなども教えていただき、ほくほく。そんな、ちとマニアックなところから始まったお話は、おまんじゅうを食べながら、縦横無尽に伸びていきます。

誰かとおしゃべりしながら中国茶をいただくとき、いつも思うんですけど、中国茶の茶杯って、魔術道具っぽい…。あの極端なちいちゃさも、いわくありげなムード(笑)。触れた人は皆、あれよあれよと何杯でも淹れてしまい、くいくいっと空けてしまい、また淹れてしまい、そのエンドレス動作を繰り返すうちに実は、エンドレスな悠久時間へと迷い込まされているのだー。なんて気がするほど、話やまず飲みやまず。

そんなふうに、武夷岩茶(ぶいがんちゃ)と出会ったこの日の楽しい旅も、暮れていきました。

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2004年11月11日(木曜日)

愉しもう計画、実施中!

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「人生、愉しんでいますか?」って聞かれてYESと言える人はどれほどでしょう?友達に聞いてみても・・


  ◆趣味が充実していても仕事がなんとなく

   (まぁ、仕事は仕事って割り切ってるし…派)

  ◆仕事はそこそこだけど、恋愛してなくて

   (恋愛すれば、全体的に楽しめるのに…派)

  ◆どちらもまぁまぁだわね~

   (バランスは良いけど、漠然と物足りなく感じる…派)


の3派にわかれる様子。話をしていると私も「なんとなく過ごし勝ち」な所がありそうだ、と気付きました。この機会に何か自分のために企画をしようと思い立ち、その第一弾として「オフィス・ライフを愉しもう計画」をひっそりと実施中です。


小柱1『デスク脇でミニ茶芸館』

⇒茶芸館でよく見かけるポット(自動で沸かしたり切れたりしてくれる)や、茶壷水盂竹茶盤をデスク脇のサイド・デスクに用意。必要に応じて茶杯茶葉をセレクト。ただでさえ一日のお茶の量は社内1を誇る(だろう)私ですが、輪を掛けてお茶に触れる時間が増しました。「この資料をまとめたら、ご褒美に1杯淹れよう」なんて考えると仕事のスピードもアップ!!ついでに、隣の席の相棒と「養壷(やんふー)」をはじめました。写真は私が養壷を始めた茶壷(期間限定のデザイン茶壷のサンプル。あまりに可愛かったのでそのまま使用することに)。



小柱2『お昼は手作り』

⇒近所のスーパーでバケット丸ごと1本、チェダーチーズ、ピクルスなどを購入。適当にバケットに乗せ、レンジでチン。トロけたチーズとサクッ・フワッなバケットはひと時の幸せ!日によってコーンビーフやツナ、シーフードマリネ・・・と替える楽しみも!このときばかりはホット・カフェオレなどいれて、糖分を補給します。




・・・飲食のことばかり(!)ですが、このほかにどんな「愉しもう計画」があるのか、まだまだ詮索は続きます。(せこ)

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2004年11月11日(木曜日)

於某日青春的酒宴

かのちゃん041110
 「飲み」の話が続いてすみません。うう、二日酔いで頭痛が・・・今日は早退します、いや今自宅にいるんですがそんな感じで。

 昨日は『お寺にいこう』の打ち上げがようやく行なわれたのでした。同世代の人間ばかりで、30代のいい年した面々が集まっているのに、なぜかこの日は「青春」な飲み会だったのでした。だって女性スタッフがいきなり「恋愛相談」を切り出すから。

 彼女の名誉のために詳しくは言えませんが、なんでも好きな人には彼女がいる一方で、別の好きでもない人からアプローチを受けているって。これはかなり正当派(?)の恋愛話です。この話題には皆食いつきました(笑)。メンバーには二人の子持ちのパパもいて、その人なんかうれしそうでしたね~普段そういう話しないもんね。

 で、お店を替えて焼酎飲みながら皆てんでに勝手なアドバイス。その時点でみなさんかなり酔っ払ってます。

 「いいじゃん、奪っちゃえば」

 「いいなぁ~青春だなぁ~ 焼酎おかわり」

 「とりあえず、あたってくだけないと」

 「じゃ、残念会は来月」


 酔ったうえとは言え、いいのか? こんな究極の無責任発言。本人は深刻なのにすっかり酒の肴にされてかわいそう・・・でもおもしろかった・・・。

 気がついたら午前1時すぎまでそんなこと話してたのでした。今日はメンバー全員会社でぐったりしてると思います。私も先ほどお気に入りの浙江龍井茶を飲んでようやく目が覚めてきたところです。

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2004年11月10日(水曜日)

究極のおそうじ法

なにが苦手って、部屋のおそうじ。あまりにもきれい好きな母親に育てられた娘の常として、モノをきちんと整理整頓することが下手なのです。

夫は私に輪をかけて片づけられない人なので、いつも必要なモノが見あたらずに部屋から部屋へと探し回っています。貴重な人生の時間の半分を、探しものに費やしているような気さえします。

不思議なことに、女友だちも揃いも揃っておそうじの苦手な人ばかり。いっそ家事代行の清掃サービスを頼もうかなあと私がつぶやくと、みんな異口同音に言うではありませんか。
「私もお願いしたいけど、清掃の人に部屋に入られるのが恥ずかしいから、おそうじしなくちゃ」
ああ、類は友を呼ぶ…。

「どんなに部屋がごちゃごちゃでも、便器のふただけはちゃんと閉めるわ」
なんて妙なことを自慢する友人もいます。彼女によれば、風水では便器のふたを閉めないと運気が逃げると言われているのだとか。
「でも、風水の基本は家じゅうをきれいにしておくことなんだけれどね」
やれやれ、わかっていてもできないのが私たちの情けないところ。

おそうじに集中したあとの一服。

半年に1度くらい一念発起して家のすみずみまで大掃除をするのですが、天使が清めたような光り輝く状態をキープできるのはせいぜい1週間が限度。あとは、なし崩しに散らかっていくのです。

そんな私が、この夏ついに発見した究極のおそうじ法は、名づけて木を見て森を見ないハウスクリーニング!

コツはただひとつ。毎日、一か所だけをきれいにすること。たとえば「今日はキッチンの銀色の部分」と決めたら、シンクとガス台をパーフェクトに磨きあげ、天使の輪がうつるくらいぴかぴかにするのです。キッチンの銀色以外の場所にはいっさい目を向けてはいけません。清掃しなければならない場所の多さに気が遠くなるから。そんなわけで、「木だけを見て、森を見るな!」。森を見てしまったおろかな人には、開き直りという最悪の結果が待つだけです。

毎日そうやって木を1本ずつ磨いているうちに、あら不思議、森全体の風通しが良くなってきましたよ。ときどきさぼって元の木阿弥になりますが、30分間おそうじに集中したあとのお茶の一服の美味しさは格別です。

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2004年11月09日(火曜日)

母娘京都旅行

詩仙堂.jpg母と二人、京都に行ってきました。
木曜担当の宮澤やすみさんがおっしゃっていた通り、紅葉にはまだちょっと早かったようです。せっかく名所「詩仙堂」に行ったものの、もみじの葉は先の方がほんのり色づく程度。でも久しぶりに天気に恵れ、もうそれだけでかなりいい旅でした。

行ってみたかった場所のひとつが、京都大学の向かいにある老舗喫茶店「進々堂」。古く味わいのある建物、創業当時(昭和5年)から使われているというナラ材のテーブルというのを、無垢の家具を扱っていることもあり見てみたかったのです。
ここではお店の雰囲気だけでなく、持つと指のあとがつくくらい柔らかーい食パンに卵の具がたっぷりとつまったサンドイッチとミルクがたっぷり入ったコーヒーもしっかりと堪能。コーヒーを飲みながら母から、亡き父が学生時代しばらく京都に滞在していたことがあり、その当時進々堂にも来ていたという話を聞きました。初めて聞く話です。もしかして父も同じテーブルでコーヒーを飲んだのかもしれないと思うと何だか不思議な気がしました。

結構欲張ってあちこち見たため、最後の錦市場に着いた頃にはさすがに少し疲れました。それでも桝梧の漬物、近喜の飛龍頭、麩嘉の麩饅頭、三木鶏卵のだし巻あとばってらや鱧、あ丹波のぶどう豆も…そんな感じで両手いっぱい買い込んでしまったのでした。京都ってある程度年をとってから女同士で来るのが楽しい街なのかも。
ちなみにツアーコースはこんな感じ。
1日目和久傳(昼食)→鞍馬山歩き→村上開新堂→一保堂茶舗→イノダコーヒー
2日目詩仙堂→恵文社→古本まつり→進々堂(昼食)→骨董街→錦市場
ある意味わかりやすいですね。

さて今回参加できず少々ふてくされ気味の家族に村上開新堂のロシアケーキをお茶菓子にお茶を淹れ、ご機嫌をとってみることにしました。
「コーヒー、紅茶、日本茶、中国茶どれにする?」
「中国茶」さらに先日チンシャンさんにいただいた茶壷「三足鼎壺」を指して、
「魔人ブウで淹れてくれ」
え魔人ブウってドラゴンボールに出てくる悪者?(適切なリンク先が見つからなかったので、気になられた方は検索してみてください)。
うーん確かに似てるかも。
でもそれ一生ものの茶壺なんですけど。
いくら何でもそれはひどいんじゃないかと…。

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2004年11月08日(月曜日)

中国茶と合わせる美味しいスイーツ ・ その2

korokoro.jpgみなさま、こんにちは!スイーツライターのカワスギです。前回日誌にて(11/1日分)、「チンシャンさんオフィスで催されたお茶会で、中国茶とスイーツのマリアージュを体験してきました!さあみなさんもご一緒に♪」というお話をさせていただいていておりまして、それが途中なんですよね。今日は、「中国茶と合わせる美味しいスイーツ・その2」です。先週ご紹介した「さゝめさゝ栗 with 浙江龍井(せっこうろんじん)」に続けて、給していただいたものとは…。

2)「ポルボローネス with 東方美人

その琥珀色といい香りといい、紅茶にほど近い東方美人。このお茶と合わせるタイミングでお出しいただいたのは、田園調布・レピドールの「ポルボローネス」というお菓子でした。各自の前に配されたちいさな角皿の上には、ちょんちょんちょんと3色、愛らしいサイズのクッキーが並んでいます。口に入れて、一同、食感にびっくり…。柔らかに、脆く融けていく。その美味しさは、儚い一瞬の夢のような出来事なのです。

「これは…なんていうんだろう」「こういう感じのものは食べたことがないかもしれない」…またボキャブラリーが貧弱になる我々日誌執筆陣…(笑)。この稀有なお菓子がもったいなくて、皆、なかなか次の1個へと手を進めません。

3個をゆっくりと減らしながら、「これはどこの国のお菓子なんだろう?」という話になりました。簡単に出自を推し量れないほどに、馴染みのない食感だったのです。私は口の中での崩れ方に、ギリシャの伝統的なお菓子“クラビエス”をちょっと連想しました。これも、ほろほろとしたおいしさの焼菓子。ほどなくチンシャンの方が、このお菓子に添えられていた説明書きを持ってきてくださり、“ポルボローネスの原点はスペインの「ポルボロン」というもの”、と判明。地中海沿岸の人々は、こういったほどけるような口どけがお好きなのかな…?ほかに類するお菓子をご存知の方、ご一報いただけるとうれしいです。

なんにせよ、スペインと台湾の引き合わせは大成功。食べ合わせの妙を探るのって、なんだか壮大な試みですよね。世界中にきっと、それぞれ無数といえる食感・香り・味が散らばっている。もっといろいろなお菓子に出会って、絶妙な素材あわせなど探してみたいなあ…そんな気持ちを新たにした私でした。

ではまた、月曜!

(※写真は今回もお茶会とは関係なく…。またまた、コロコロとかわいい工芸茶のようす!入れ物は私の酒器…。)

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2004年11月05日(金曜日)

「この季節」がやってきました!

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長らくチンシャンをご利用頂いている方なら「この季節」といえば、お分かり頂けるかもしれません。期間限定(今年は11/2~12/5)で受け付ける、セミ・オーダー式で名前入りの「My茶壷」。独特なデザインの茶壷に、ご希望の漢字四文字までを刻印して仕上げます。刻印に使用したハンコも一緒にプレゼントしておりまして、年賀状のシーズン直前ということもあってか、なかなかの人気ぶり。(私も年賀状にハンコ、押しています。笑)

私自身も楽しみにしている企画で、毎年1~2個購入しています。今年はどれにしようかな~・・・???と、サンプルを片手に悩む私。写真の手に持っているのは「睡蓮壷(すいれんふう)」の黒泥(大)。一目惚れしていたのでコレは「買い!」です。この他に買うかどうしようか・・悩んでいる状態。

「ところで、何が人気なのかなぁ~」って思ったので注文状況を見てみました。ココでこっそり、10位までお教えしましょう!

■My茶壷 人気ランキング(受付開始3日間の統計)■
 1.桃葉壷 紅泥 95ml 
 2.桃葉壷 老緑 95ml 
 3.柿実壷 紅泥 95ml 
 4.柿実壷 紅泥 160ml 
 5.柿実壷 黒泥 160ml 

 6.団栗壷 紅泥 160ml 
 7.桃葉壷 紅泥 175ml 
 8.睡蓮壷 紅泥 95ml 
 9.睡蓮壷 老緑 150ml 
 10.桃葉壷 黒泥 95ml 

ちなみに、細かく見てみたら、色は「紅泥」/サイズは「小」/形状は「桃」がそれぞれ1位でした。その結果が見事上記のランキングにも反映されていますね。残念ながら私が「買い!」と思ったものはマイナーでした。「それでこそ、世界でもレアな茶壷ってことで、よしとしましょう」なんて思っていますが、やっぱりランクインしていないとチョット寂しいと思うのは日本人だからでしょうか・・・。

◎ 余談1
先週書きましたバトンがカワスギ・ヒロエさんに見事(!)渡りまして、スイーツ・ライターによるお菓子評論をゲットしました☆

  「本当に美味しいものって、人から暫しボキャブラリーを奪うもんです!!(笑)」

この一言に、(本当にボキャブラリーがない私ですが、)ちゃっかり救われた気になった私です。どちらかというと、私はボキャブラリーを出すより、お茶を出す方に頭が行ってしまうタイプでして・・。(←言い訳)


◎余談2
川口葉子さんがご紹介されていた恵比寿のカフェ、チンシャンのオフィスも恵比寿ですので、是非伺ってみようと思いました!チンシャンのお茶も「美味しくて安全」にこだわっていますので、オーナーさんともお話が弾むかも♪

(せこ)

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2004年11月04日(木曜日)

コメントあり?

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先週のチンシャンお茶会はたのしかったです。お茶もおいしい。お菓子もおいしい。、すばらしい茶壷もありがとうございます。かのちゃんもお友達ができてよろこんでいます。ちなみにお茶会の日、かのちゃんは欠席でした。いつもひきずっている携帯は、ウチの相方のものなんです。

おいしいものがいただけた素敵な時間でした。しかし、カワスギさんもおっしゃっていたように(11/1日分)、おいしいだけですまされないのが文筆業のつらいところ。以前はこんなことがありました。

ワタクシ、今でこそ甘いもののこと書いていますが、昔はお酒、とくに焼酎の専門的な記事も書いていました。焼酎がブームになる前のことです。何百銘柄もテイスティングして、味や香りのことを書く。そのことを知っている友人と、おいしいワインをグラスで飲ませるお店にいった時のこと。友人とお店の人(ソムリエの資格をもつ)がこれまた知り合い同士で、友人が「こちら、お酒の専門誌、書いてんだよ」と言っちゃったんです。

そしたらそのソムリエ(女性だからソムリエールか)さん、とぽとぽとグラスに赤ワインに注いで、そのままじっとしている。ひと口飲んで、ソムリエールさんの顔を見ると、大きな目を輝かせて、明らかになにかを期待しているんですね。

「やば、コメント求められてる・・・」

そりゃお酒のこと書いてたけど、焼酎ですから! ワインは専門外ですから! 残念!(ジャーン) ってな感じで、心の中はギター侍。かなりゆるゆるモードだった私は、突然仕事モードにシフトせざるを得ず、必死になって「無い」ボキャブラリーを引っ張りだして、なんとか対応しましたよ。

初めがこれだから、グラスで次々に銘柄を変えるたびに、かならずコメントを言わなきゃならない雰囲気になってしまいました。「香りが○×△…」「舌ざわりが××○…」。もはやこれ、一種の儀式です(笑)。テイスティングじゃなくて普通の「飲み」だから、酔いがまわって超テキトー。いや、スミマセンでした。

さて、昨日は日仏学院の「ワイン祭り」に行ってきました。屋外の仮設テントで紙コップにワインを注いでもらい、食べ物を調達して、芝生のテラスで楽しく飲む。学園祭みたいです。

そこでも友達の選んだワインと自分のを比べて、こっちのほうが酸味があるね。こっちは重いね、なんて回し飲み。

でも、最後のほうは酔っ払って、どれが誰のワインやら、わかんなくなっちゃったんだけどね。

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2004年11月03日(水曜日)

Cafe Douce Ebis(カフェ・デュース・エビス)

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断食明けの身体にやさしいのは和のスウィーツでした。

恵比寿の魔のビーズ編み地帯(こんがらがってわけのわからない路地を私はこう呼びます)に登場した小さなお店、Cafe Douce Ebisでいただいた「黒みつキナコかん」。つややかな黒豆とキナコはいやみのないほんのりした甘さで、半透明のかんてんはすべらかに喉を通ります。

女性オーナーの鹿内さんは言います。
「カフェのスウィーツやお料理の素材には、北海道産の小麦粉や豆、乳製品を使っています。安全に食べられる国産のものを探したらそうなったのですが、実はわたしが北海道・札幌の出身だというのもありますね」

そんな鹿内さんにとって、カフェとはどんな場所ですかと訊ねてみました。
「カフェは元気を取り戻すための場所です。ちょっと先の未来についてゆっくり考えをめぐらせる場所。そこにおいしいコーヒーがあれば、と思うのです」

魔のビーズ編み地帯をくぐりぬけて訪れた甲斐のある、素敵な言葉ですよね。

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