苦い思い

形がおもしろいお茶を見つけました。名前は「苦丁茶(くーでぃんちゃ)」。名前から一抹の不安(笑)を感じましたが、一枚の葉っぱを、くるくると細長く巻いた形をしてるのがおもしろくて、とりあえず購入。
どうやって入れるんだろう? と思いつつ、種類的には緑茶らしいので、とりあえずふつうのお茶のようにお湯を注ぎました。
「おおっ きれいな色!」
こんなにあざやかな緑色をするとはミントグリーンの液体がとてもきれいです(写真ではうまく色がでませんでしたゴメン)。そして香りは、う~んどこかで嗅いだことある。そうだ大学の卒業旅行だ。あのとき、生まれて初めての海外旅行を中国南部にしたんだっけ。桂林の水墨画のような世界はよかったけれど、水が合わずにお腹をこわし、食の都・広州ではせっかくの料理が楽しめなかった。それも良い思い出ですが、その旅で訪れた雲南省・昆明という町の空港に降り立った時、こんな匂いがしてた。緑茶のさわやかな香りの中に、どこか「ぬめっ」としたような匂いが混ざって、ミャンマーにも近い内陸の町に異国情緒を感じたものでした。
突然のなつかしい香りにうれしくなって、ひと口飲んでみました。すると、
「ぎょえ~、に、苦い!!」
そりゃ、名前が「苦丁茶」だから苦いとは思いましたよ。でもここまでキツイとは! 口の中がびっくりしてキュッとちぢこまっちゃう。あまりの衝撃にしばしボーゼンと立ち尽くす。ああ、それなのに、もうひと口いっちゃうんですね。これがこのお茶の不思議なところです。
「怖いモノ見たさ」という言葉があるように「苦いもの飲みたさ」というのがあてはまる、「あ~苦かった~、もうひと口」って飲んじゃう。ただ苦いだけじゃなくて、うまみのようなものを感じるんですね。商品説明には苦味の奥に甘みがあると書いてあります。
葉っぱが通常のお茶の木からとれるものとはちがうようで、ちょっと漢方薬的な存在なのかも。あの苦味は、危険な感じじゃなく、いかにも身体によさそうな味でした。不覚にも(?)「ちょっとおいしい」と思っちゃう自分がいる。最初の一杯はどうやら葉っぱが多すぎたようで、2杯目は葉っぱを4,5本(細長いから本と数える)にしたら、わりと許せる苦味になりました。で、今朝も仕事の前に一杯。これは目覚めます。








