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2006年02月27日(月曜日)

炎の美しさ

JOC日本オリンピック委員会トリノオリンピックが閉幕して間もないですが、寝不足ではないでしょうか? 今日は日本海側から北日本や北陸地方の所々で雪が降っているようですが、今週から3月に入り、いよいよ春の訪れが気になり始めます。

オリンピックを振り返ると、開会式でも閉会式でも目を引いたのが、まるで魔法のように操られた炎。CG(コンピューター・グラフィック)を駆使した映像に慣れているせいか、気を抜いていると見過ごしてしまいそうですが、CGではないのだと肝に銘じて眺めていると、(本当は機械で操作しているのでしょうけれど)"自然の現象"を操るまでもの芸術性の高さに「さすがイタリア!」と思わずにはいられませんでした。

炎の美しさに圧倒されるといえば、中華料理も似ています。その極意といえば、素材の彩りが華やかであること、万全な下ごしらえのうえに過熱時間は一瞬であること、盛付が見栄えすること…美味しいこと! 一瞬の加熱時間で済ませるには、火力が強くなければいけません。それによって旨みがギュッと凝縮された料理が出来上がるのだと聞いたことがあります。

そして、中華料理を食べた後に飲みたくなるもの…といえば、一つはプーアル茶。脂っこい料理をスッキリさっぱりしてくれるので、医食同源を考える中国人の知恵なのでしょう。日本ではダイエットを目的に愛飲する人も多いみたいですね。 他に、食後に飲みたいといえばジャスミン茶。華やかな香りと爽やかな後味は温かいお茶で頂くと、より一層際立ちます。

イタリア料理店トリノ・オリンピックの舞台となったイタリア。その食後といえばエスプレッモェ通常でしょうか。濃度の高いカフェが苦手だという人が多い日本ではカフェラッテも人気ですね。この数年で日本人のバリスタもミルクのフォームで可愛らしい絵を描いて出してくれることもあって、女性のハートをくすぐります。美味しいピッツアと和めるカフェラッテを求めて、私も時折「真のナポリピッツア協会」のお店へ足を運んでは本場の味を愉しんでいます。 ちなみに、この真のナポリピッツア協会には世界で約180店が認定されているそうですが、私が知っている限りでは、いずれも写真のような釜でピッツアを焼いてくれます。その温度を尋ねると、なんと400度! 真のナポリピッツア協会ではピッツアの生地に関するレシピが厳しいようですが、その美味しさを一番引き立てる(外はサクッ!と、中はもっちりと…♪)のがその温度だとか。 数分で焼き上げてしまう釜の威力を眺めながら、中華料理の炎…いえ、話の元を辿って、オリンピックの開/閉会式にまで、今後は思いを馳せることでしょう。

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2006年02月25日(土曜日)

100年パンケーキ

060224kawag1.jpg祐天寺にmargoというこじんまりした美しいカフェがあります。久しぶりに界隈を散歩した折に立ち寄り、変わらない空気にほっとしました。スタッフやインテリアがめまぐるしく交替するカフェもありますが、このカフェは1年半ぶりに訪れても、ほのかに発光するような空気はそのまま。女性オーナーの小鳥のような印象も変わりませんでした。

そうは言っても小さな「試み」は嬉しいもので、最近は天然酵母でパンを焼いているんですよ、と登場したパンとは初対面。飾らないおいしさに手作りのブルーベリージャムがよく合いました。

そしてもうひとつ初耳だったのが、昨年お店で催された「サワードー・パンケーキ・ハイティー」=パンケーキのお茶会。オレゴン州に住む家族の台所で100年の間、かけ継がれてきたサワードー(小麦天然酵母)のタネをゆずり受けてパンケーキをたくさん焼き、スモークサーモンやポテト料理、自家製のジャムやシードルなどといっしょに楽しんだのだそうです。パンケーキのタネを少しずつつぎたして使い続けるなんて、まるで秘伝のウナギのたれのようですね。

060224kawag2.jpg100年前の世界の成分をほんの少し含んだパンケーキはどんな味だったのでしょうか? 100年前の世界では、アメリカで開催された世界博覧会で初めて「ハンバーガー」が売り出され、ノルウェーがスウェーデンから独立し、日本はロシアと戦争中で、夏目漱石が『吾輩は猫である』の連載を始めていました。そんな世界の名残りをとどめた味。

一般的なパンケーキとクレープの中間くらいの薄さで、ふわふわ、もっちりして美味しかったですよと微笑するオーナー。でも、次回のためにサワードーを少し残しておかなければいけないと注意されていたのに、うっかり全部使いきってしまったのだそうです。
「また、その人にゆずっていただいて作ろうと思います(笑)」

アメリカの緑豊かな田舎町からmargoにやってきたサワードー。今度は女性オーナーのご自宅のキッチンの片隅で、何年も、ひょっとしたら何十年も、少しずつ継ぎ足されていくことになるのでしょうか。2006年の世界の成分は、100年後の人々にはどんな味としてとらえられるでしょう?

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2006年02月22日(水曜日)

プラスとマイナス

トリノオリンピックもそろそろ終盤。
フィギュアスケート女子を中継でご覧になって、今日寝不足の方も多いのでは?
私もその一人です…!

アナウンサーがよく「惜しくもメダルに届かず!」と言っていると…。
「メダル取れなくったっていいじゃん…!」と、思わず突っ込みを入れたくなります。もちろん勝負の世界で戦う選手にとってメダルは、その努力の勲章として大事なのは分かりますけどね。傍観者としては温かく応援したいものです。

メダルの数以上に関心をもつのは、選手にクローズアップして、その人のオリンピック出場権を取得するまでの努力や、支えてきてくれた人たちといったヒューマンドラマ。これがオリンピックの一番の見所だと思うのです。

なかでも、井上怜奈選手にクローズアップした記事を見ると思わず涙してしまいます。
父親を肺ガンで亡くし、さらに自らも同じ病を患った井上怜奈選手。抗がん剤と放射線治療による闘病生活をしながらもリンクに立ったという精神力の強さを尊敬してしまいます。
そして昨年アメリカ国籍になりジョン・ボールドウィンさんとペアでトリノオリンピックに米代浮ニして出場!
Home town はSanta Monica!) 
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演技の後のインタビューで「人生はマイナスがあるからこそ、プラスがある」という言葉を残してくれました。辛いことを経験しているからこそ、それ以上に幸せなことを見つけることができるのだと、つくづく実感させられます。日々の小さな幸せを見過ごさず大切に一日一日を過ごしたいものですね。

余談ですが、以前新宿伊勢丹のオンラインショッピングで、イタリア トリノの伝統のブランド<グイド・ゴビーノ>のチョコレート「ミニキューブ スペシャル」を取り寄せたので、このチョコレートを頂きながら閉会式を見ることにします。(写真)

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2006年02月20日(月曜日)

"文化"を愉しむ方法

外観機会があって久々に下北沢へ足を運びました。そこは学生時代に"文化"を求めて探索した思い出の街です。とはいえ、古着やレコード店など同年代が好む文化には目が向かず、ひたすら通ったのはジャズ喫茶。自分が立ったままスッポリ入れそうな大きさのアンプから流れる大音量のジャズに身を委ねてイッチョマエにコーヒーを片手にしながら古ぼけたジャズ本を読み漁る-。特に何もしたくないアパシーな時間の多くをそこで過ごした記憶があります。

当時はそうやってカッコつけて静かに時間を過ごすべき聖域だ、という印象が強かったのです。が、久々に入店してみると、ジャズの音量に負けないほどの大声で談笑する若者が半数ほどいました。「あぁ、本来のジャズの姿がやっと映し出されている」という気分を味わいながら、私は残り半数の相変わらずな姿に混ざってその雰囲気を愉しみました。

店内の雰囲気「文化とは、その環境に所属する人たちのクセだ」と言った人がいます。本来、日本のジャズ喫茶に集う人たちは、静かに過ごすクセを持っていました。しかし、今では音楽とともに飲食談笑を愉しむクセを持った人たちも所属し始めています。

~しなきゃいけない。~であるべきだ。

もし、そうやって文化(それを愛する人たちのクセ)に対する姿勢を固く難しく定義付けて高ヲたなら、その人は文化を愉しむことは出来ないだろうというのが私の信念。歴史を知って敬う気持ちを示すことはとても大切。ですが、それが変化していく未来にもまた、敬う気持ちを持っていたいものです。

それは中国茶でも同じ。「こうやって淹れなきゃいけない」と頑なに考えていては愉しめません。書籍などは飲み方の事例を教えているにすぎません。文化を愉しみたかったら、いかに自分に馴染む方法を見つけ出すか…そこがポイントになるのだろうと思います。中国茶はマグでガブガブ飲んでも良いし、トコトンこだわった茶器で淹れても良いのです。つまり、一つの趣味に対して多角的なクセを持っても良いのです。

中国茶と茶器のチンシャン・オンラインショップを通じて、様々なスタイルがあることを紹介しながら、まだ愉しみ方を決めかねているアナタのお役に立てれば良いな~! と思いながら、日々の取り組みをしています。

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2006年02月18日(土曜日)

小さなにんじんの輝き…「野菜カフェにんじん」

060217kawag1.jpg真冬の寒さが戻ってきた金曜日の朝、石神井公園駅前にある小さなカフェ、野菜カフェにんじんにおじゃましました。寒さで少しかじかんだ指先がぽっとあたたかくなるような、やさしい心の伝わってくるカフェでした。

店名の通り、メニューの中心は有機栽培で育てたおいしいにんじん。にんじんの豆乳スープやにんじんジュース、さまざまな有機野菜のごろごろ入ったカレーなど、おなかが疲れているときでもすんなりと身体に入ってきて栄養を与えてくれるものばかりです。「3日間食べれば元気になる」という奄フ細切りのにんじんをたっぷり混ぜこんだおにぎりは、オーナーの馬場温子さんが考案したもの。

「糖尿病のお客さまが『ここのごはんなら安心して食べられる』と、毎日のようにお店に来てくださるのをありがたく思っています」

ふだん食の細い子どもが、野菜カフェにんじんのごはんだけはよく食べるからと、ご近所のお母さんたちがそれぞれの子どもを連れて貸し切りパーティーをおこなったこともあるそう。

馬場さんは国立精神・神経センターなどに勤務し、自立支援のリハビリテーションに携わる作業療法士として30年以上活躍なさってきた女性。野菜カフェにんじんは、馬場さんの「精神障がいを持つ人もそうでない人もいっしょに気持ちよく働ける場所を創りたい」という気持ちが出発点となってオープンしたお店。そううつ病などの症状を持つスタッフも2名働いています。

060217kawag2.jpg「お店の経営法など全く知らず、ゼロから勉強を始めました。食材として使う野菜や玄米、日本茶やコーヒーなどはすべて有機栽培や無農薬栽培のものですので決してお安く提供できるわけではなく、経営は本当に苦しいのですが、がんばって続けてくださいというお客さまの声に励まされています」

馬場さんのもとには、働いて自立したいと願う人々やそのご家族からの相談も数多く寄せられており、野菜カフェにんじんは今後、自立支援のための情報交換の場所ともなっていきそうです。

やるべきこと、やりたいことはたくさんあるのにとても間に合わないと悩みながらも、明るい笑顔を絶やさない馬場さん。このチャレンジが駅前にともる小さなオレンジ色の希望の光として、長く続けていけるよう願わずにはいられません。

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2006年02月15日(水曜日)

ティースプーン一杯のハチミツ

南からの暖かい風のせいか春のような暖かい日。少しずつ梅の花もふっくらとしてきました…! そんな陽気の中、春を感じるためにちょっぴり外出。
しかし…暖かさに油断していたところ街中で喉が痛くなってしまい「これはまずい…!」と思い “ハチミツをそのまま固めた”というキャンディを購入し、一気に一袋食べきってしまいました。(食べすぎ?)すると痛い喉がすっかりよくなりハチミツの効果を実感…!

ハチミツを選んだのは先日ある歌手の方が喉を守るために「ハチミツをそのまま飲む」という記事を見かけました。なんでもハチミツには殺菌効果があり、古代ヨーロッパでは、ハチミツは元来“薬”として傷や火傷を治癒する塗り薬としても使われていたのだとか。
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ちなみに…ミツバチが一生のうちに集めるハチミツはわずかティースプーン一杯。そのためにミツバチは花と巣箱の間を約3万回も往復。さらにミツバチは花の蜜に体内の酵素をつかい熟成させ、巣箱の中でミツバチが羽ばたいて水分を飛ばし濃度を上げるのだとか。たしかに花の蜜をそのまま舐めても、ハチミツの味はしませんね。

小さなミツバチが生涯をかけて作った大切な大切なハチミツ。
ティースプーン一杯のハチミツに、ありがたさを感じます。

私のお気に入りのハチミツは、パリオペラ座で作られたハチミツ。(写真)
パリのオペラ座の上に養蜂場があり、売店でお土産として購入できるのです。パリの公園や住宅のベランダに飾られた花々から蜜を集めて作られたハチミツは、少しメントールのようなレモンのような、スッとする爽やかさがあります。糖分の結晶が粒状に残りとろりとした濃厚なハチミツです。

パリの街中に咲く花々から蜜を集めてくれたミツバチに感謝しながら大切にいただいています。

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2006年02月13日(月曜日)

たまには中国茶じゃなくて…

サモワール-その1いつも中国茶のお話ばかりですが、時には違う飲み物だって飲む私。

最近、食後にいそいそと冷蔵庫から取り出すのはロシア紅茶用ジャム。日本では濃い目の紅茶に濃厚なイチゴジャムを混ぜたものを「ロシア紅茶」と言いますが、本場ロシアでは濃い紅茶をサモワール(写真)という湯沸しのお湯で濃度を調整しながら、ジャムを舐めて愉しむのだそうです。

写真のサモワールは先週まで開催されていた「テーブルウェア・フェスティバル 2006」にてケータイ電話のカメラで撮影したもの。中国茶の道具に負けず劣らず何とも不思議な道具ですが、本体に炭火を入れてお湯を温める仕組みになっているとか。サモワール-その2寒い地域だからこそ、卓上湯沸しは必須…ということなのでしょうか。注ぎ口が本体の側面下部についていて、なんだか焼酎サーブみたい。ご覧のように色々な形があるみたいなので、ロシア式の紅茶も手を出したらハマってしまいそうですね!

3~5年ごとに1ヶ国ずつの文化を極めて行ったら、老後は何ヶ国のティータイムが楽しめるのだろう…!? そう考えてみたら、人生の愉しみが何倍にも増えそうでワクワクしました♪

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2006年02月10日(金曜日)

ラリマーブルーによせて

060210kawag.jpgラリマーという名の青い石をご存知でしょうか。語尾の「マー」はスペイン語のmar=海。世界でただ一箇所、カリブ海に浮かぶ島・ドミニカでしか産出されない石です。薄い水色のラリマーはよくお目にかかるのですが、ほんとうに美しい青色をしたラリマーはなかなか見つけることができません。

ターコイズの鮮烈な青とも、ラピスラズリの深い青とも、アクアマリンの透明感のある淡いブルーとも違う、とろけるようにやわらかなラリマーブルー。私はこの色が好きでたまらず、オズの魔法使いがエメラルド(悲しいにせものですが)の都に君臨したように、私が魔法使いになったらラリマーの都の小さな家に住みたいと思っています。

古代ギリシアの神話的体系の中には、青は存在しませんでした。古代ギリシア世界の四大エレメントは大地・火・水・空気。エレメントはそれぞれ黄色・赤・白・黒に対応しており、青は「古代の深い夜の色」、つまり死の色とされていたのだそうです。青という言葉を発することには禁忌すら存在したとか。ホメロスが詩句に書き遺した地中海の色彩も、青ではなく「葡萄色」。ギリシア・ローマ文化圏で、青が神聖な天上界を浮キ色へと劇的な変換をとげるには、キリスト教文化を待たねばならなかったのです。

空も海もこんなにも青く目に映っているのに、そのブルーは空そのもの、海そのものの色ではありません。海の水を手にすくっても、海の青さはすくえません。光が散乱反射することで生まれるブルー。その「触れることのできなさ」、つまり遠さへの憧れを凝縮したようなラリマーだからこそ、手のひらの上にのせていても、どこか儚さと、永遠につかめない夢のような空気をまとっているのかもしれません。

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2006年02月08日(水曜日)

愛の誓いの日?バレンタインデー

バレンタインデーの季節がやってきました…!

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世界各地で“愛の誓いの日”とされているバレンタインデーは、聖バレンタイン(St. Valentine)という3世紀頃ローマに実在したキリスト教司祭の記念日とされています。

当時のローマ皇帝クラウディウス2世が、兵士の士気が低下しないように、兵士たちの結婚を禁止していました。そうした状況の中、聖バレンタインは、密かに結婚を望む兵士たちのために結婚式をとり行ない、それを皇帝が知ることになり、聖バレンタインは罰せられ、269年2月14日に処刑されました。そのために2月14日が聖バレンタインの日(St. Valentine day)とされたといわれています。

とはいえ、日本では知り合いの男性に贈る「義理チョコ」や、友達同士で贈りあう「友チョコ」も多く、今や“愛の誓いの日”というイメージも薄れてきているように思います。・・・そんなことは、ないですか?

・・・単に私が、仕事柄昨年からチョコレートを食べ続け既にバレンタインの日はチョコレートでお腹いっぱい…かつバレンタインデーに夫にチョコレートを贈るという気持ちが薄れてしまったからでしょうか…??
なんとも初々しさのない妻で申し訳ないといったところです。

そんな私でも、小学生の頃にはバレンタインデーの淡い思い出があります。
小学校5・6年生の時クラスで人気だったM君。バレンタインデーの日に、8人くらいの女の子が一緒になって、チョコレートを渡しにM君の自宅でもあるお寺まで押しかけたのです。小学生の女の子達が寺の門をたたき、そこに現れたM君の驚いた顔は今でも覚えています。

その時、私はというと…。恥ずかしかったのか、自分がM君のファンだということは誰にも言わずに、友達と一緒にM君の家まで行って、皆がチョコレートを渡すところを見守っていただけ…。その後、なんだか悲しい気分でトボトボと家に帰った覚えがあります…(笑)。

さて、今年のバレンタインは気持ちを新たにチョコレートでも贈ろうかしら。
ただ皆さんご注意を。チョコレートには男性の本狽ュすぐる媚薬が含まれているといわれています。中世ヨーロッパでは、ショコラは「禁断の媚薬」として珍重されたことも。「ショコラはいかが?」がベットへの誘い文句だったとか…。 映画『ショコラ』でも、チョコレート=媚薬と意味していたシーンがありましたね。
ということで、義理チョコはご注意くださいませ…!?

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2006年02月06日(月曜日)

いつか、の夢

筝かの白居易は、「蒙頂黄芽(もうちょうこうが)」という珍しい銘茶を飲んで、その素晴らしさを、琴の名曲と並べて賞賛する詩『琴茶』を書いています。

偶然にも趣味で筝を演奏する立場でもあるので、いずれはその中国茶を飲みながら、詩に出てくる『ろく水』という曲を弾いてみたいと思うのですが、約1年かけてもその譜面が見つからず、実現には至っていません。。(どなたか譜面をお持ちの方はご一報を! 笑)

ところで、「お琴」と書いたり「筝」と書いたりすることに「おや?」と疑問を抱いたことはありませんか?折角なので、実はそれぞれに違う楽器だということを少しご紹介しましょう。

■ 弦楽器=「こと」?
源氏物語を読んでいると「そう(筝)のコト」「やまとゴト」「びわ(琵琶)のコト」「きん(琴)のコト」という表現が出てきます。日本では昔、弦楽器の総称として「コト」という言葉を使っていたようです。

■ 琴(こと)=雅楽で使われている和琴の系列。教科書などでも見る「弾琴男子像」という埴輪が抱えているのもこの楽器。

■琴(きん)=中国伝来の楽器。柱(じ)を立てたり爪をつけたりせずに演奏する。源氏物語の光源氏もこの楽器の名手。別名「七弦琴」。(実はその時代には既に上流階級には庶O弦の「筝のコト」が入ってきていて、半音階こそなかったものの、光源氏は庶O弦の名手でもあったようです。)

■筝(こと)=中国伝来の楽器。もともと25弦あったもの(瑟"しつ"という楽器)が、親子喧嘩が原因で12と13弦に裂け、そのうち13弦が日本に渡ったという。喧嘩が原因だったことから「争う」の文字に似た「筝」が使われるというお話も。


ちなみに、白居易の賞賛した『ろく水』を演奏する楽器が本当に「お琴」なのか「筝」なのか、あるいは「瑟」なのか・・・それもまだ解明できていません。もう少し歴史と漢詩を勉強しないと・・・と受験生さながらに自分の勉強不足をうらやむのでした。。

ところで!
珍しい中国茶、といえば只今チンシャンで発売中の「桂花陳年烏龍(けいかちんねんうーろん)」にご注目。桂花、はキンモクセイを意味します。陳年、と言うと長い年月をかけて手間暇を掛けたお茶のこと。茶葉はあの青心烏龍種を使用しています。花茶では珍しい、ジックリ眠らせた陳年のお茶です。2月限定の販売ですのでこの機会に是非、ご賞味あれ。

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