大統領の猫たち
クリントン大統領の愛猫だった「ャbクス」は、おそらくホワイトハウスに住んだ歴代の猫たちのなかでいちばん有名な猫ではないでしょうか。つややかな黒い毛なみをして、四本の足先が靴下を履いたように白かったことから、ャbクスという名前がついたそうです。
ャbクスと、クリントン大統領のもう1匹のペット、ラブラドールのバディ君のあいだの因縁の戦いをメディアがたびたび話題にしたせいでしょうか、ャbクスのファンは今でも多いようで、ホワイトハウス公式ペットサイト(?)「Presidential Pet Museum」には、ャbクスのぬいぐるみやハンガーが並んでいました。
『ディアー・ャbクス、ディアー・バディ(ヒラリー・クリントン著)』という本には、全米各地の子どもたちからャbクスとバディにあてられた手紙と、歴代大統領たちに愛されたペットの歴史がまとめられています。子どもたちの手紙には「ディアー・ャbクス、あなたは犬に襲われないようシークレット・サーヴィスに守られているのですか?」などといった質問が並んでいて、なんだかほのぼのとしてしまいします。
もうひとりの猫好き大統領といえばルーズベルト。彼の愛猫の名前は「スリッパ」! スリッパは、みんなが行き来する廊下のまんなかに寝ているのが大好きな猫だったそうです。
なぜそんな猫たちのことを書いたかと申しますと、私の心をとりこにしてやまない公園猫のQ太郎が、やっぱり足先が白いャbクス柄だからなのです。最強のいばりんぼ猫であるQ太郎は、まぶたの上に勢いよく跳ね上がった眉毛が真っ白に輝き、いばり具合をいっそう強調しています。
見れば見るほど怖い顔のQ太郎。しかし、顔が怖くてふてぶてしくて甘ったれの猫は、ひとたび好きになると、かわいらしい顔をした猫の何倍もいとおしいものなのです。








