夏の音
同じ場所で一日を過ごしていると、外から聞こえてくる音で時間の移り変わりを感じることがあります。
平日の朝ならゴミ回収車の音、町工場からリラックスした笑い声が聞こえてきたらお昼の時間、子どもたちの賑やかな下校時間、そして少しずつ静かな夜へと時間は向かいます。
今の時期は、この中に更に「夏らしい音」が入り込んできます。
朝ごはんを食べ終わる頃にセミが鳴き始め、風鈴が心地よく響きます。おやつ時にはカキ氷を削る音が聞こえ、夜になるとどこからか花火の音が聞こえる-。こんなに音で季節を感じるのは、もしかしたら夏季限定かもしれません。
シーンと降り注ぐ蝉時雨を全身で聴きながら、静かな寺のお堂で熱いお茶でもすすりたくなるのは職業病でしょうか。冷たいお茶でもモチロン美味しいと思いますが、暑いのだから汗をかくのはやむを得ない…。
ならば自然に逆らうことなく、丁寧に淹れた美味しい熱いお茶が飲みたい・・・!
なかなか寺のお堂で静かに一人でお茶をすする≠ニいうシチュエーションは叶え難いものがありますが、自宅でエアコンを切って窓を開け、自然の木漏れ日と生ぬるい風に身を任せてお茶で汗をかき、思いっきりシャワーで汗を流すと、思わず笑顔がこぼれる感じがします。
自然を感じるということは、自然に優しくなるということなのかな…と思うこのごろです。








