RAIN ON THE ROOF(三軒茶屋)
お仕事で三軒茶屋に出かける直前に、「新しいカフェをオープンしました」というメールが舞い込んできて、これもなにかのご縁と、夕方、仕事帰りに立ち寄ってみました。なによりもまず、その名前に惹かれたのです。RAIN ON THE ROOF。
裏通りにはまだ、名画座「三軒茶屋中央劇場」と「三軒茶屋シネマ」、そして銭湯がかろうじて残っていました。銭湯の塀に赤い鳥居のマークが描かれているのは、立ち○○をする不届き者への警告と思われます。(不届き者でも、鳥居にむかってするのは、さすがにはばかられるらしいのです) まぎれもない「昭和遺産」のたたずまい。
その名画座の並ぶ狭い路地をぐるりと回って、オープンしたてのカフェをようやくみつけることができました。カフェは築40年の一軒家の2階。1階では古くからの居酒屋が営業を続けています。ガラスの引き戸を開けて2階への階段をのぼると、新しいニスの匂いがふっと鼻先をかすめました。
高い天井と、むきだしの梁。
「まるで山小屋か納屋みたいだねと、改装する前のこの建物を見て、あるアーティストのかたがおっしゃったのです」
店長の中島さんが教えてくれました。そのアーティストとは、カフェと言葉が両方とも好きなひとなら、彼の本を1冊くらい持っているだろうと思われる有名な男性。美しい店名も彼が名付け親なのだとか。
「RAIN ON THE ROOFはラヴィン・スプーンフルの曲のひとつ。そういえばいい曲だよね、とそのかたがおっしゃって、店名につけてくださいました」
60年代後半のアメリカで活躍したラヴィン・スプーンフルの音楽は「グッド・タイム・ミュージック」と呼ばれていました。夏の草原で、跳ねるような夕立に追われて駆け込んだ納屋が、こんな居心地の良いカフェだったら最高ですよね。雨音もいきいきと聞こえることでしょう。
このカフェでは今後、気軽な”講座”がたくさん催されるそう。その第一回は大人気の中川ワニさんの珈琲教室(12月28日)。蘭ェ定員に達していてすでに参加錐桙ヘ締切ですが、カフェを貸し切りにはしないため、お店を訪れたお客さまなら誰でも、広いカフェの一角でなにか楽しげなことがおこなわれているという雰囲気は味わえるのですって。
You and me and rain on the roof
Caught up in a summer shower~RAIN ON THE ROOF~
RAIN ON THE ROOF(レインオンザルーフ)
東京都世田谷区三軒茶屋2-14-22 2F
TEL 03-3487-8811








