お菓子と音のハーモニー
日本茶各種×スイーツの楽しめるカフェパステラリア五條で、顧問の小林さんにお話をおうかがいしたときのこと。
パステラリア五條の創作スイーツはすべて、パティシエールの市毛さんが手作りしています。なぜ、市毛さんをこのお店のパティシエールに迎えたのですかと訊ねたら、二人の出会いのシーンを話してくださいました。
晩秋のある日、シャトーレストランでおこなわれたウェディングパーティー。参列者はまず森のチャペルでの挙式で幸せなカップルを祝福したあと、落ち葉を踏みしめて別の建物まで歩き、おいしいものがずらりと並ぶパーティールームへと足を踏み入れます。
「そこで彼女の、パイ生地を使った一皿に出会ったのです。落ち葉を踏むさくさくという音と、パイ生地をいただくときの音が重ね合わされていたんですね。こんな素敵な演出ができるのは彼女しかいないと思いました」
小さなお菓子の中に、四季の音を聞く。それは釜のお湯がたぎる音を「松籟」と呼び、風が幾万もの緑の松葉を揺らして吹き渡る音を聞き取ってきたお茶の精神にも通じるものですね。








