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2007年11月30日(金曜日)

樹のような人に聞いた、樹の気の話

肩こり解消のため、鍼の先生にお世話になりました。よく知られているクラシックギタリストも、突然手が動かなくなる危機に見舞われた際に訪れたという治療室です。

鍼を打ち終えたあと、先生はあおむけに寝た私の後頭部に両手をあてて尋ねました。
「いま、テンとつなぎますからね、待っててください。なにか感じますか?」
「……いいえ、感じません。点をつなぐというのは、ツボとツボを結ぶということですか?」
「いやいや、空の“天”の気とつなぐんですよ。まだつながっていませんから、感じないでしょうね」
「なにが、天の気とつながるのですか?!」

先生によれば、天のエネルギーと先生とを見えないパイプでつなげて、天の“気”を私の身体に流し込むのだそうです。つながるには空で輝くエネルギー、たとえば太陽をイメージすればいいのですって。その瞬間、先生は頭頂部にぴりぴりっとした微弱電流のようなものを感じるので、「いま、つながった」とわかるのだとか。

横たわったまま目を閉じていたら、私の頭のてっぺんから首、鎖骨にかけて、1本の太い芯のようなものがまっすぐに打ち込まれたイメージがふっと浮かんできました。

そんな時間のあいだに先生が話してくれたのは、樹木というものの偉大さ。若い樹はまだエネルギーが弱いけれど、百年以上の歳月を生きてきた古木は素晴らしいエネルギーに満ちて、魂のようなものを持つ存在になっているといいます。

071130kawag.jpg「樹齢百年を超えた樹の下に立って“気”でつながれば、会話を交わすこともできるんですよ」
「樹が、言葉を伝えてくるのですか?」
「いや、伝わってくるのは純粋なエネルギーそのものです。それを受け取る人間の脳が、自分が理解できる言葉に翻訳するんでしょうね」
「樹はどんなことを言うんでしょう」
「素晴らしいですよ。彼らはその土地を守り、幸福にするために尽くしている存在です。自分はなにも求めない。大地やまわりの生きものに豊かな自然のエネルギーを分け与えるために、じっと動かずにその場所で生きつづけている、というのが伝わってくるんです」

先生が住んでいる町の駅前には150歳のクスノキが繁っていて、先生の気持ちがあまりにもそのクスノキに同化しているため、家族には「死んだらあの樹の根もとに埋めてほしい」と頼んでいるのですって。

長身痩躯で優しい風貌をした先生。白い簡易ベッドから起きあがって先生の顔を眺めたら、たしかにその姿が1本の樹木めいて見えてきました!

(写真は沖縄の濃い緑につつまれた、素晴らしい自家製天然酵母のパンをつくっている宗像堂ベーカリー。中庭が小さなカフェになっていて、買ったパンを食べることができます。このお店もみずみずしい樹々のふところで守られているのですね)


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