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2008年04月19日(土曜日)

小豆島の醤油のはなし

080419kawag1.jpg古くは醤油づくり、最近ではオリーブ栽培でも知られる小豆島。
島で唯一の酒蔵である森國酒造を訪ねて、かつては佃煮屋さんだったという建物を改装した美しいカフェを取材させていただいたあと、代々、家族で伝統的な醤油づくりをおこなってきたヤマロク醤油さんに案内していただきました。

古い建物に足を踏み入れたとたんに、たちこめる醤油の香りに包まれました。明治時代初期に造られ、100年以上を経て今なお使われつづけているヤマロク醤油のもろみ蔵は、国の登録有形文化財にも指定されているものです。

薄暗い土壁の蔵にひっそりと並んでいる、巨大プールのような杉の大樽。それはまるで深い森の奥で、樹齢何百年ともしれない巨樹に出会ったような光景でした。

ただ圧倒されるばかりの大樽。なにしろ、その木肌には麹菌がびっしりと繁殖して、苔むしたよう。水分を含んで柔らかくなり、今にももろもろと崩れ落ちるのではないかと思うような樽なのです。まさに時代を超えて生きつづける巨樹の肌。

木製の樽は、古くから賢くリサイクルされてきたのですって。
「最初に酒蔵で50年くらい使われたあと、アルコール分が抜けてしまうようになったら、醤油樽として使われるんです。これは100年以上もちます。最後には木の表面を削って、漬け物屋で使われます」
ヤマロク醤油の5代目、山本さんがそう説明してくださいました。

080419lawag2.jpg階段をのぼって熟成中の樽の上に立つと、樽の中のもろみたちはうごめき、ささやきかわしているよう。それが生きものであることが実感できます。醤油づくりは生きものを育てることなのですね。まどろむ土壁、深い呼吸を続ける杉樽、その中でふくらみ成長していくもろみ。

自分が見た光景があまりにも説得力があったので、思わずその場で自宅用に醤油を4本買いもとめましたが、5代目が笑いながらおっしゃることには、ヤマロク醤油は東京でも紀伊国屋やDEAN&DELUCAで購入可狽ネのですって。TV番組「どっちの料理ショー」のなかでは、究極のお醤油として紹介されたそう。

左上の写真は週末限定で登場する「しょうゆプリン」。
「醤油と乳製品はよく合うんですよ」
という5代目の言葉通り、ひかえめなプリンの甘さに、ほのかな醤油の香りがふんわりと混じり、あとをひくおいしさです。


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