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2008年09月05日(金曜日)

1/4の奇跡~本当のことだから

ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡~本当のことだから』を観てきました。この日は上映前に入江富美子監督が壇上に立ち、映画づくりのプロセスを話してくださったのですが、それは映画そのものと同じくらいに感動を呼ぶストーリーでした。

080905kawag.jpg入江さんはある大晦日の夜、「周囲の人々に対して感謝のかけらも感じることのできない、だめな自分」をありのままにまるごと受け入れたとき、ごく自然に大きな感謝の気持ちが湧きおこってくるという体験をしました。

「感謝をしなければいけないと人から言われ続けてきたのですが、私にはどうしてもそれができませんでした。でも、そのときわかったんです。感謝はするものじゃなくて、自然に湧いてくるものなんですね」

魂からあふれ出る感謝に身をゆだねたとき、自分と周囲をへだてている境界さえも消えうせ、意識がひろがっていって宇宙とひとつになるというすばらしい体験が訪れたようです。そして、「自分の中の“ありがとう”が増えたとき、この宇宙全体の“ありがとう”の量が増えた」という確信を抱いた入江さんは、宇宙に感謝を増やす映画をつくろうと決意したのだそうです。

映画のテーマは養護学校の先生、山元加津子さんをめぐるドキュメンタリーにしよう、ということだけは直観的に決まっていました。とはいえ、入江さんは映画をつくった経験もなければ資金も人脈もなく、まったくのしろうと。なにもかもゼロから始めなければならなかったのです。

何から手をつければいいのかさえわからない状況の中で、入江さんの道を照らしたのは、恩師にあたる人物の「ミッション」という言葉だったそう。

「私はヴィジョンではなく、ミッションに従って生きようと決めたのです」
入江監督はそう語りました。

「ヴィジョンは自分で思い描くものだから、実現するには自分で力を出さなければなりません。でも、ミッションは天から与えられるものだから、自分の考えとは違う道を進まされることも、大変なことも多いけれど、天が力を与えてくれるよと、先生が教えてくれたのです」

たくさんの出会いと情熱に支えられて完成したドキュメンタリー映画『1/4の奇跡~本当のことだから』を、入江監督は”さずかりもの”と呼びました。その“さずかりもの”が上映されているスクリーンを見つめながら、私は涙が止まらなくなっていました。MS(多発性硬化症)という難病で亡くなった少女、笹田雪絵さんの綴った詩が、あまりにもすばらしかったのです。いったいどんな奇跡が、彼女にそのような深い叡智を与えたのでしょうか?

映画は、障害を持つ人々、難病を抱える人々の、一見、まるで苦しむためだけに生まれてきたように見えてしまう大変な人生が、本当は人間全体の未来を支えてくれているのだということを、たしかな裏付けをもって、静かに心に沁みるトーンで語りかけてきます。そして、無数の命に支えられて生きている私たちひとりひとりが、そのままで、かけがえのない存在なのだと。

手作りの自主上映会でひろがっている映画です。生きていくのがときどき、ちょっとしんどいなあ、と感じている人には大きな勇気をもたらしてくれると思います。もしお近くで上映される機会があったら、ぜひご覧になってみてくださいね。上映スケジュールはこちら

余談。この日、9月5日は入江監督の2番目のお子さんの誕生日。この日に映画が上映されるということは、ちょっと特別な意味がありました。なぜなら……答えは、映画のラストシーンに秘められています。

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2008年09月03日(水曜日)

卒業

暑さがもどってきましたが、風が爽やかになってきましたね!
そろそろ私の好きな秋です♪
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さて1999年8月のスタート以来、先月で早9年間続けてきた、レストラン口コミ情報サイトOL美食特捜隊の活動を終了することになりました。

こちらのブログでもOL美食特捜隊をご覧いただいたことのある方がいらっしゃるかもしれないので、ご挨拶させていただきますね。

先週の金曜日メールマガジンでご報告させていただいてから、読者の方々から、たくさんのメッセージをいただき感涙;;

ほんと、読者の方々に励ましていただきつつ、楽しんで9年間続けてくることができたのだと実感しています。

5人メンバーが、それぞれ本業の傍らでクラブ活動のように続けてきたOL美食特捜隊。
「これだけ長くクラブ活動って、学生の頃じゃできないよね。」
とメンバー同士で話していました。

そう9年って、あっという間のようだけれど、とっても長い!

そのおかげで、色々な経験もできましたし、たくさんの出会いもあり、そしてOL美食特捜隊メンバーとの絆も深くなりました。そして読者の方々からも、たくさんのことを学びました。

またOL美食特捜隊のメンバーは、もともと同じ通信会社の出身なのですが、それぞれ食やサービス業の仕事に転職したのは、「OL美食特捜隊からの影響も大きい」と話していました。この経験がなければ、今の私はいないと思います。

今回の活動終了を「卒業」とお互い話し、秋には温泉卒業旅行を企画中♪

卒業したものの、今後もOL美食特捜隊メンバーと「好奇心を絶やさない」ことをモットーに、楽しいこと見つけて行けたらいいなぁと思っています。

*写真:表紙が驚愕のダサさですが、こんな本も出しました。

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2008年09月01日(月曜日)

イタリアデビュー…か!?

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実は今、とても悩んでいることがあります。それは、ガストロノミアの生産地、イタリアへの旅について。一度は行ってみたいと思っていたイタリアへ訪れるチャンスができました。

それは、2年に1度イタリア・トリノで行われる食の祭典「サローネ・デル・グスト」への参加です(10月23日~27日)。皆さん、「スローフード」という言葉はご存知ですよね?もともと、イタリアで生まれた「スローフード協会」が普及させている考え方だということも良く知られていますね。

1989年に設立し、いまや世界中に10万人もの会員を持つ「スローフード協会」。「古くから伝わる食文化や家庭料理を地域から見直そう」をスローガンに、スローフード運動を世界中に広めてきました。そのスローフード協会がピエモンテ州政府との共済により、1996年から隔年開催しているのが、食の祭典「サローネ・デル・グスト(Salone del Gusto)」.。このイベントは、5日間、ピエモンテ州トリノで開催されます。2006年の前回には、会期中約17万人もの入場者を集め、いまや国際的に最大規模の食のイベントになっています。

これだけ聞くと、行かずにはいられない!と思いますよね。あとは、時間を確保するのみ。ちょうどこの時期、色々な予定が重なる頃でドタバタして・・・。時間さえ確保できれば絶対に行きたい!なんとかスケジュールの調整をしなければ!それが今の課題です。きっと今回を逃がすと、イタリアデビューは10年は先になってしまう気がします・・・。

イタリアの食材や食文化もとても素晴らしいと思いますが、こういった機会に日本のスローフードを世界に伝えていく方法を考えることも大切だと思うのです。そのたびに、もっともっとたくさんの日本の食文化について知り、それを絶やさぬ努力をしたいと感じます。

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