« 渓山荘 | メイン | 浜離宮恩賜庭園 »

content_top.gif
2008年11月21日(金曜日)

朝の満月バゲットトースト

食べものの匂いがする映画が大好きです。登場人物たちがレストランで、あるいは家で食事をするシーンばかりでなく、キッチンで料理をするシーンも食い入るように見つめてしまいます。

大島弓子は登場人物たちが「スーパーマーケットで何を購入したか」にも興味をそそられるようで、スクリーンの中の買い物袋をのぞきこむようにして「どれどれ、何を買ってきたの、もっと見せてよ」とつぶやいているひとこまが、彼女の生活エッセイのような作品のなかにありましたっけ。

081121kawag.jpg『月の輝く夜に』はパンとエスプレッソをはじめ、おいしそうなイタリア料理の匂いがぷんぷんたちこめている映画。大人のためのファンタジーとして若い頃に何度もくりかえし楽しんだ映画ですが、いま、食いしんぼう映画として鑑賞しなおしても楽しめるのです。

なにしろ物語の舞台はひとむかし前のニューヨークのリトル・イタリー。まだ若々しいニコラス・ケイジは、リトル・イタリーの街角にあるベーカリーのパン焼き職人の役。私がスクリーン上で見たかぎりでは、世界一、胸毛の濃いパン職人です!

映画の冒頭から、マキネッタで淹れたエスプレッソと、バターをこってり塗ったこんがりバゲットが登場するのですが、とびきり心をそそられるのは、主人公シェールの母親「カストリーニ夫人」がキッチンで作る朝食用のバゲットトースト。

カストリーニ夫人はスライスしたバゲットの真ん中を丸く繰りぬき、フライパンに2切れ並べます。じゅうじゅうと音が聞こえてきそうな画面ですから、たぶん最初にバターをひいているのでしょうね。フライパンのあいている部分には真っ赤なドライトマトものせて。

バゲットが色づいてきたら、真ん中のくり抜いた部分に卵を割り入れます。つやつやと輝く黄身は、まさに映画のタイトルである満月そのものの姿!

卵が半熟くらいになったら、フライ返しでバゲットごとひっくり返して裏面も焼きます。卵が飛び散らないように返すカストリーニ夫人の腕前はなかなかのもの。仕上げにドライトマトをのせてお皿の上へ。

お皿を受け取ったシェールは、食べる前に塩と胡椒をちょっとふりかけています。お供の飲みものは、青いポットにたっぷり用意されたコーヒー。

明日からの三連休には、この『月の輝くトースト』(と、勝手に名づけました)を作ろうと思います。それにしても、映画の中で飲まれるコーヒーって、どうしてあんなにおいしそうに見えるんでしょうね?


「ほんわか茶飲み日誌」ブログ 人気Blogランキングに参加しています。クリックで応援してね。 「ほんわか茶飲み日誌」ブログ 

content_btm.gif content_top.gif

カーラ|ガストロノミア|チンシャン|アイネスト
人気Blogランキング ←クリックして応援してね
content_btm.gif