« 2008年11月 | メイン | 2009年01月 »

content_top.gif
2008年12月26日(金曜日)

ホジャのゆるい笑い話

ホジャは13世紀のトルコを生きた知識人。たくさんのユーモラスなエピソードを遺したことから、トルコ国内ではトルキッシュ・ジョークの元祖と言われていて、日本語の達者なトルコ人のガイドが「トルコの一休さん」と説明してくれました。

現地の書店でホジャの笑い話を集めた本の日本語版をみつけました。そのままではちょっと読みにくいので、手元でもう1回意訳してご紹介しましょう。

081226kawag.jpg【鴨(かも)のスープ】

お金に困っていたホジャ。空腹をおぼえて家じゅう食べ物を探しまわりましたが、やっとみつかったのは乾いたパンひときれだけ。
“パンと一緒においしい鴨肉が食べたい”
そう思って湖に行き、泳いでいた鴨を追いかけてみましたが、全然つかまえられません。

やがてホジャは、持参したパンを湖の水に浸して食べはじめました。その姿を見かけた人が不思議がって、いったい何をしているのかとホジャに尋ねると、答えは……
「鴨のスープに、パンを浸して食べているんだよ」

【落下音】

ある夜、ホジャの近所に住む人々の耳に大きな物音が聞こえました。
翌朝さっそく人々が
「ゆうべあんたの家からものすごい音がしたけど、いったいなんだったんだい?」
とホジャに尋ねると、
「なんでもないよ。ただ、私の上着が屋根から落ちただけだ」
と言ってすました顔をしています。でも、みんなは納得しません。
「上着が落ちたくらいで、あんなすごい音がするものかね?」
「たまたま、上着の中に私が入っていたんだよ」

なかなか素敵な人のようですね!

今年も1年間「ほんわか茶飲み日誌」におつきあいいただきましてありがとうございました。2009年は1月9日(金)からお当番をつとめますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さまにとって新しい年が平和な1年でありますように。

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月24日(水曜日)

Happy Holiday!

20081224.jpg
今日は、クリスマスイブですね♪
皆様いかがお過ごしですか?

クリスマスケーキも、10月頃から食べ続けている私は…
いまいち当日の盛り上がりに欠けてしまうのが難点。
しかも今日は平日。旦那さんがいつ帰ってくるか分かりません。

すでに12月の週末にクリスマスパーティをしていますしね。前後に予定もありますし。
今日はまったりお家で楽しみます。
(写真はお好み焼きパーティをしたお友達の家。吹き抜けの部屋の中に、大きな木がそびえている様は圧巻!すごい!)

お手製を作るべきですが、今年は何かと忙しいのを理由に&品数を増やすためにも美味しい食事をお取り寄せしてみました。(手作りもしましたよ)

注文したのが、以前我が家でおとりよせパーティをした時に、お取り寄せコーディネーターとしても活躍の花房美香さんが持ってきてくれた、prokitのアクアパッツァ。さすが美香さんが持ってきてくれただけに美味しかったですよー。他にもすね肉の煮込みとブイヤベースを注文。楽しみです♪

ちなみに旦那さんに「今年のクリスマスプレゼントどうする~?」というと。
「うーん新しい携帯電話かな。」
という意見に両者一致!私も欲しい!

…やはり、とーっても実用的です。

私の携帯電話は4年ほど前に購入したもの。そうするとデコメールが使えないんですよね。ワンセグなんて、どうやって使うのか想像もできないし。
といっても、まだ今の時点で買いにいっていませんから、来年購入となりそう。(それじゃ、クリスマスプレゼントになりませんか?)

さて、本日で今年のブログが最後になります。
今年一年ご愛読ありがとうございました!

また来年も、どうぞ、どうぞ宜しくお願いしますね!
次回のブログは2009年1月7日になります。

皆様にとって心温まる年末年始になりますように。
Happy Holiday!

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月22日(月曜日)

セーヌ川と東京タワー

先日NHKハイビジョン特集で日仏交流150周年を記念して照明デザイナーの石井幹子さんが手がけたイベントのドキュメンタリー番組を見ました。
題して「日本の光がセーヌを染める~石井幹子とリーサ明理の挑戦~」。
セーヌ川に架かる25の橋に日本の四季の色彩をイメージしパリの夜を彩るというもの。

特に興味深かかったのは、日本人がイメージする色彩とフランス人がイメージする色彩との微妙な違い。
石井さんは一番色彩が豊かで我々日本人の根源に基づいているであうと思う平安時代から伝わる伝統色にこだわりライトアップカラーを選らんでいきました。
萌黄色とはよく聞きますが、単に英語に直してしまうとLight green。
この微妙なニュアンスが西洋人には不可解なようで、プロのライトカラーデザイナーも苦戦していて双方のやり取りが面白い。
また藤色でのシーンもフランス人からみた紫と石井さんが思う藤色の花の紫色では違う。
藤を見たことがないから・・・・と弁明してる彼らの言い分もなんとなくわかります・・・。

古くから染色を自然の植物から採取していた文化と、油絵に多く使う鉱物から採取した文化と、たったの150年ではなかなか合点が行くはずもないのかなぁ・・・等と考えつつ。
しかし美しいと思う観点はフランスならず全てではないですが何かしら世界共通するものがあると感じます。今も昔も。
番組後半ではセーヌ川に架かる橋が幾度となく見事に美しく映し出される映像がありました。08012022-1.jpgそして石井幹子さんのもっとも(?)代表する照明デザインは皆さんもよくご存知の東京タワーですが、その東京タワーも今年50歳をむかえてますます人々に愛され続けられ輝いている様子がなんとも雄大です。

少し早いですがここでカーラオンラインショップをはじめ、㈱キントーが運営する清香アイネストオンラインショップの年末年始運営時間のお知らせをさせて頂きます。
年内最終出荷は12月29日(月)午前までの受付、それ以降1月4日(日)までのご注文の出荷は1月5(日)からとさせて頂きます。
本年中はご愛読頂きまして誠に有難う御座いました。


来年もまた贔屓下さいますよう宜しくお願い致します。     (キントースタッフ一同)

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月19日(金曜日)

イスタンブールのお菓子屋さん

081219kawag.jpg8日間のトルコ旅行に行ってまいりました。どんな国に行っても、人間を惹きつけるのはやはり食べもの! 
おもしろいもので、世界三大料理のひとつと言われるトルコ料理を前にした人々の反応は十人十色。各人の食に対する基本姿勢がくっきりとあらわれます。

日本の料理に似た、食べ慣れた味を喜ぶ人。トルコでしか食べられないものを選ぶ人。何を食べても口に合わず、「味が濃い」を連発している人。ひとくち食べてみておいしくないと思ったら、以降いっさい手をつけない人。
食べ方と生き方には、共通点があるのでしょうか?

私は「変な味も旅のおもしろさのうち」と考えているので、口に合おうが合うまいが、すべて堪能してしまいます。だって、世界中の食べものが、日本人の舌の好みや食習慣に合うように作られているはずがないですものね。旅先では現地の人々の好みを尊重したほうが楽しめます。

トルコの人々は甘いスイーツが大好き。お菓子やさんに見とれていたら、このおじさんが「ロクム」と呼ばれる伝統的なお菓子の試食を薦めてくれました。日本人にはこのロクムが最も好評だということを知っているのでしょう。

ゆべしのような、もちもちした食感のロクム。ピスタチオ入り、ヘーゼルナッツ入り、薔薇の香料入りなどたくさんの種類があります。甘さも控えめでおいしかったので、トルコの人々にならって、あこがれの「キロ買い」をしました! といっても0.5キロでしたが。
これとこれと…と指さして、箱に詰めあわせてもらい、旅の間中ホテルの部屋で楽しんだのでした。

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月17日(水曜日)

カキパーティ♪

20081218.jpg
先日、クリスマスパーティに先駆け、カキパーティをしました。
カキといっても、果物の柿ではなく、牡蠣ですよ♪

なんと6kgもの牡蠣が北海道から空輸で届き、それを友人たちで食べつくすのです。6Kgといえば、すごい量ですよ。冷蔵庫に入りきりませんから~。

牡蠣といえば、一番おいしい食べ方は「生牡蠣」でしょうね。
ただ…私は、あの海の香りが口いっぱいに広がる生牡蠣が大好きなのですが3回も大当たりしたことがあります。

銀座の某寿司屋さんの生牡蠣の軍艦巻、ニューオリンズの名物オイスターのオーブン焼き、横浜の洋食屋さんのカキフライが原因です。といっても一度に12個くらい生牡蠣を食べても大丈夫な時もあるんですけどね。

一度当たれば、食べたくないという人も多いようですが、私も懲りない性格ですね^^;

皆で軍手をはめて専用ナイフで牡蠣の殻を開けてレモン汁をギュっと絞って冷たいシャンパンと一緒にいただきますー。(といっても私以外)

他にも酒蒸し、オーブン焼きにしていただきましたよ。

オーブン焼きは、ハーフシェル状態にした牡蠣に小さじ1のマヨネーズ+醤油を数滴たらし、その上にとろけるタイプのチーズをたっぷりかけてオーブントースターで5分ほど焼くだけ。好みで切りのりをかけます。

これが結構美味しいんですよ♪
ある洋食屋さんの味を真似してみました。

一人当たり何個牡蠣食べたかなぁ~。
ほんとーーに美味しかった♪幸せ☆
牡蠣を送ってくれた友よ、ありがとーー!

最後には牡蠣とシャンパンで気分のよくなった友人たちと一緒に、頭にトナカイの角をつけて、ちょっと早いクリスマスパーティー気分を楽しみました。


content_btm.gif content_top.gif
2008年12月15日(月曜日)

コーヒーカップ

cast.jpg12月も中盤にさしかかり、今年もあと少しですね。

先日、渋谷公園通りの一本入った所にあるショップ、BEAMSに併設されているカフェに行ってきました。

少し前に cast の耐熱ガラス製マグをご発注いただいたことを営業担当から聞き、
どんなふうに使用されているのかと気になっていたのです。

BEAMSカフェには学生の頃よく訪れていたのですが、久しぶりに行くとリニューアルされていて、以前より明るく、北欧の落ち着いた雰囲気に変わっていました。

懐かしいメニューをチェックしつつ、私は照り焼きチキンのランチセットにホットティーを、
一緒に行ったスタッフYはマイブームだというフレンチトーストを注文し、わくわくしながら出てくるのを待ちました。

castのカップはセットの磁器ソーサーではなく、木製コースターに乗って登場しました。
木製コースターはキントーの商品ではなかったのですが、元からセットだったかのようにサイズもぴったりでした。

ちなみにこの写真のカップの商品名は [castコーヒーカップ220ml]
ですが、ホットコーヒーを注文すると残念ながら陶器のカップで出てくるようです。

普段、家やオフィスで使用しているカップですが、
北欧インテリアの中で、アラビアの食器たちと並んでいる様子は
また違った雰囲気で新鮮な使い心地でした。

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月12日(金曜日)

第一シュトレン、キィニョン

081212kawag.jpg12月の最初の週から楽しみはじめるドイツの重厚なパン菓子といえば、みなさまよくご存じのシュトレン。

本来は12月の各週末ごとに薄くスライスしていただき、しだいに熟成されていく味の変化を楽しむとされていますが、きっと私のように1週間で食べきってしまってクリスマスの前になくなっちゃう、という食いしん坊もドイツには多いのではないかと想像します。

昨年から、クリスマスまでとっておくという節度あるおやつ生活をすっぱりとあきらめ、第一シュトレン、第二シュトレン、第三シュトレンと、3軒のお店のシュトレンを食べ進んでいくことにしました。今年の第一シュトレンは国分寺の小さなパン屋さん、キィニョンでみつけたもの。キィニョンとはフランス語でパンのはじっことか、パンの焼けた部分とか、パンのひとかけらを意味するのだそうです。

レジ横の小さなかごに、数字もようの紙袋にくるまって、それは置かれていました。なにげなく見ていたら、お店のスタッフが「シュトーレンです。味見なさいますか?」と声をかけてきたのです。お願いします、と答えると、彼女はにっこりして工房に姿を消しました。

戻ってきた彼女の手には、小さなお皿にスライスしたシュトレンが数きれ。そのうちひとつをつまんで味見させていただくと、まださらさらした、作りたての味です。いわばシュトレンの赤ちゃん。熟成されていくとどんな味になるのでしょう? 
大人になって円熟した姿を味わってみたくて、1本購入しました。まんなかの写真の左に、ラップにくるまれて写っているのがそのシュトレン。

シュトレンのレシピはどこでも手に入り、読んでみるとそれほど難しくはなさそうなのですが、すべてを手作りしようと思うと、こつこつと仕込んでいく準備時間がとても長いのですよね。
たとえば、生地に焼き込むドライフルーツのラム酒漬けを作る作業は、1ヶ月前。無農薬オレンジの皮をむいてオレンジピールを作ったり、イチジクやレーズンをラム酒に漬けこんだり…。これらの具を買って済ませることもできますが。

クリスマスの晴れ舞台のために、ひとつひとつの作業を根気よく積み重ねていくことを楽しめる、そして待つ時間を楽しめる……そんな人だけが、おいしいシュトレンを一から作っていけるのでしょう。
私が心から望むクリスマスプレゼント、それは「シュトレンをまるごと作れる自分」なのかもしれません。

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月10日(水曜日)

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2009

20081210.jpg
先日フランス大使館にて、シラ国際外食産業見本市2009で開催されるコンクールに出場される「食のオリンピック日本代表選手団」が集い、ALL JAPANの壮行会が開催されました。

晴天の中開催され、大使館の庭園も美しく、広々としたプールもありましたよ。

フランス本戦へ臨むのは、1、ボキューズ・ドール国際料理コンクール、2、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー、3、インターナショナル・カゼウス・アワード、そして4モンディアル・デュ・パンの4コンクールで、各業界でも有名なシェフが各地予選を勝ち抜き、本戦代表選手に選出されています。

洋菓子を担当する私として注目はクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー。
1989年、ガブリエル・パイヤソンによって創設された「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は世界最高峰のパティシエを選出する国際洋菓子コンクールです。
氷細工、飴細工、チョコレート細工から成る競技は団体戦で行われます。

開催日 2009 年1 月25 日(日)26 日(月)
会場  フランス・リヨン EUREXPO(ユーレクスポ)

なんと、両日とも朝6:00より開催されます!

日本代表はル・ショコラ・ド・アッシュの若林繁氏(アントルメ・ショコラと飴細工のピエスモンテ)、 氷川会館の林正明氏(皿盛りデザートとチョコレートのピエスモンテ)/名古屋マリオットアソシア ホテルの山本健氏(アントルメ・グラッセと氷彫刻)の3名です。

2007年“クープ・ド・モンド”で、選手団長としてチームを優勝に導いた実力派パティスリー タダシ ヤナギの柳正司氏が、今回も団長として出場されます。

日本はこれまでのすべての大会に参加し、優勝2回、準優勝3回、3位入賞2回と好成績を収めています。

今年も活躍が期待されますね♪
がんばれ日本!

content_btm.gif content_top.gif
2008年12月08日(月曜日)

クリスマスとスィーツ大作戦!

081208-stuff-minami.jpg先週の土曜日、久しぶりにチーズケーキを焼きました。
と、いうのも、今年のクリスマスは結婚して初めてのクリスマス。
親戚付き合いなどいろいろ増え、同時に気を遣わなければならない場面も増えました。
そこで、このクリスマスから年末にかけて、「親戚で集まるときには手作りスィーツ持参!」作戦を計画中なのです。

みんなの好みをリサーチしつつ、「得点アップ」を狙って、今からクリスマスのスィーツプランを練っています。
もちろん、このチーズケーキは練習用。(^^;)ちなみに、先週はプリン、その2週間前にはガトーショコラを焼きました。
私がケーキを作ると、甘さ控えめになるので夫は気に入ってくれています。

081208-stuff-minami2.jpgチーズケーキは、焼いてからすぐに食べるのではなく、冷ましてから食べるほうが、しっとりとしておいしく感じますよね。
コチラは既に冷えて一人用にカットされたもの。ショコラティエのプレートに載せるとシンプルなチーズケーキもおいしそうに見えましたよ。

今のところ、夫の母の意見ではプリンが一番お好きなよう。さて、クリスマスはどうしようか。。。
かわいい姪(4歳)のために、チョコレートフォンデュも捨てがたいところ。迷っていたら、クリスマスのスィーツ選びの参考になりそうなページを、ホームページなどを担当しているstaff Mから教えてもらいました。ありがとう!早速、一番上のプランを参考に、今年のクリスマス作戦を完成させます♪


content_btm.gif content_top.gif
2008年12月07日(日曜日)

運は隣の席しだい

081206kawag.jpgなにげなく座ったカフェの椅子がものすごく気まずい席だったということが、たまにありますね。先日、眺めの良いカフェの入り口でスタッフに「いちばん奥のお席にどうぞ」と指し示されたのが、まさにそんな席でした。

腰をおろして、なかなか居心地の良い席だこと、と思ったのは最初の3秒間だけ。すぐに隣のテーブルがただならぬ気配を発していることに気がつきました。

見ないようにしながらそっと様子をうかがってみたところ、お隣は押し黙ったまま見つめあう若いカップルのよう。女の子のほうからは、鼻をすする音がひんぱんに聞こえてきます。

煮つまった恋人たち。テーブルを支配しているのは、おそらく「別れ」をめぐる攻防と思われます。

そんな緊迫した場面に隣りあわせてしまった不運。いたたまれない、とはこのことです。聞き耳をたてては申しわけないと思い、あたかも彼らが存在しないようにふるってみましたが、けっこう疲れるものです。

やがて、筆談が始まりました。デュラレックスのグラスにたっぷり差してあったペーパーナプキンを男の子が1枚取ってなにごとか書きつけ、彼女へ。彼女もバッグからごそごそとボールぺンを取り出して、返答を書いて彼の前に押しやります。

そんなやりとりが何度か続くうちに、彼女の鼻水が止まりました。そしていきなり、劇的な展開に。
「じゃあ、行くわ」とつぶやいて立ち上がり、自分のグラスの水をぶちまけたのです。男の子のほうが、ですよ!

しかも水をぶちまけたのは、テレビドラマでよく見るように相手の頭の上からざっと、ではなくて、女の子の空になったコーヒーカップの中。テーブルには1滴もこぼさず。

なんか…ちっちゃい男だ! お別れして正解なのでは?と、心の中で彼女に語りかけましたが、勘定書とともに残された彼女はまた泣き始めたようで、鼻をすする音がひときわ大きく再開されたのでした。おかげで私はそのカフェのコーヒーの味がどんなだったか、まったく思いだせません。

content_btm.gif
 1 2