「隠すものがない」ということ
4月1日にオープンしたツチオーネは「大地を守る会」が初めて作ったカフェ。メニューなどの詳細はこちらでお伝えしています。
先日あらためてツチオーネを訪れ、2年間にわたってカフェのオープン準備に力を注いできたお二人にお話をうかがいました。そのなかで印象的だったのが「隠すものがないので、オープンキッチンにしたかった」という言葉です。
30年以上にわたる全国の生産者たちとのおつきあいを通して生まれた信頼関係。安心して食べられる野菜から、たまご、調味料にいたるまで、このカフェのキッチンで使われる食材は、お客さまに対して、誰がどんなふうにつくっているかきちんと説明できるものばかりなのです。
写真下はほくほくのじゃがいもと半熟卵を自家製のマヨネーズで和えた一皿。添えられた葉野菜をさして、シェフが言いました。
「これを栽培しているのは、農家の7代目の人なんですよ」
野菜を育てているのがどんな人なのか、しっかりと顔や環境が見えているのですね。
人間は長いあいだ生きていれば、誰でも心の中に隠しておきたい傷のひとつやふたつ抱いていると思いますし、隠しておいたほうが素敵な秘密もありますが、少なくとも自分の手で生み出して人にさしだす仕事だけは、後ろめたいものはない、これを作るときに怠け心が入り込む隙間はなかったと、いつも胸を張れるようでありたいものです。背筋ののびる思いでした。
ツチオーネ
東京都世田谷区奥沢6-25-10
TEL 03-5706-0707








