究極の桃の冷製スープと、聴き耳をたてるカップ
果物の女王さまベスト3は、石垣島のアップルマンゴー、山形の(高級品すぎない)野性味のあるさくらんぼ、そして白桃だと主張してやまない私に、みごとな白桃をたくさん送ってくれた人がいます。
おかげで毎日の朝食に、大好きな桃の冷製スープを、さまざまなレシピで作って楽しむことができました。コンソメを加えて食事向きの味に仕上げるレシピから、はちみつで甘みを強調してデザート風に仕上げるレシピまで、世の中には本当にたくさんの桃の冷製スープの作り方があるのです。
たぶんレシピ作者の誰もが「この味が最高!」と思っているはずですが、そこにもうひとつ、私がたどりついた「これが最高!」をつけ加えたく思います。
桃 …1個
プレーンヨーグルト …桃の半量
生クリーム …大さじ2
ピーチビネガー …小さじ1~2
使う材料はなるべくシンプルにして“桃っぽさ”を残し、ピーチビネガーを加えるのがオリジナル。少量の甘酸っぱいビネガーが、驚くほど味に深みを与えてくれます。
DEAN&DELUCAの調味料の棚に並んでいたフランス・VILUX(ビールックス)社のピーチビネガーの小瓶を手に取り、桃スープに加えることを思いついたのですが、試してみたら大正解でした。
本の締切に追いつめられているので、毎朝の桃スープづくりで気分をリフレッシュしています。
余談ですが、桃スープ専用に使っているのは、青山のオルネ・ド・フォイユで買いもとめたアスティエ・ド・ヴィラットのショコラカップ。見た瞬間に、「耳がついている」と思ったものです。取っ手のカーブが、大きさといい形といい、あまりにも人間の耳にそっくりではありませんか。
このカップをテーブルの上にのせていると、夫と私のなんでもない会話や音楽やキッチンの物音に、カップが聴き耳をたてているような気分になってくるのです。








