« 2009年11月 | メイン | 2010年01月 »

content_top.gif
2009年12月28日(月曜日)

年越し蕎麦

09-12-28%20staff-yoda-1.jpg今年も残すところ後わずかになりました。
私の田舎、長野では年越し蕎麦はどのお家でも手作りでお蕎麦打ちをします。
というのはもう昔の話で今はもうほとんどのご家庭では買ってきたお蕎麦で年を越しているのかもしれません。

叔母が地元小諸蕎麦のお蕎麦屋さんでお蕎麦打ちをしている事もあり先日帰省した際に久しぶりに美味しいお蕎麦を頂きました。

なにしろ新実で挽きたて、打ちたて、切り立て、茹でたて~の
ピカピカのお蕎麦ですからまずいはずがないのですが。
この歳にして初めて本物のお蕎麦の美味さを知ったかと
しきり感動です。
よくお蕎麦は喉ごしがいいとか言われますが、ここのお蕎麦は香りは勿論の事舌触りも美味しくまた麺の細さも絶妙なのです。
麺の太さって重要かもです。
私が訪ねたのが調度お店じまいの時間帯でしたのでお店の従業員の方々と食堂でご一緒させて頂いたのですが、その美味しさにひたすら私一人唸りながらご馳走になりました。
ちなみに画像中央にある粉粉した丸いものは胡桃の実100%のおはぎで、これも名物で大変美味しかったです。

ここはお蕎麦の打ち方を習いその後自分達で打ったお蕎麦を召し上がって頂くという体験コースもありますので、もし小諸方面に立ち寄られる機会がありましたら(と、そうめったにはないかとも思いますが)是非ともこのピカピカのお蕎麦を召し上がって頂きたいです。

と言うわけで、年越しは叔母と一緒に私もお蕎麦打ちのお手伝いをすることになりました。いきなり実践です。

こねこねしている工程は陶器の菊練りとちょっと似ており取り掛かりはにわかに楽しいのですが、思いのほかこれが体力勝負で今から新年早々筋肉痛でお正月を迎える覚悟が必要そうです。


さて年末年始、何かと集まりが多くなりますがこんな時はリネンの食器が大変便利です。
和食・洋食ともどちらにも馴染み易く活躍してくれそうです。

2009年のほんわか日誌も本日最終日となりましたのでここで年末年始の運営時間のお知らせをさせて頂きます。
カーラ清香アイネストオンラインショップの運営は年内29日(火)午前までの受付・1月5日(火)からの運営とさせて頂きます。

本年中は愛読頂きまして誠に有難う御座いました。
来年もまた贔屓下さいますようどうぞ宜しくお願い致します。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月25日(金曜日)

Volo Cosi(ヴォーロ・コズィ)の聖夜

091225kawag1.jpg小石川植物園のほど近く、都営三田線「千石」駅から歩いて5分ほどのおよそ気の利いたレストランなどありそうもない通りに、今年の私のベスト・イタリアンが店を構えています。1年の締めくくりに、夫と二人で夕食を楽しんでまいりました。

シェフの西口大輔氏の経歴は…と書くのももどかしいのでこちらのサイトなどをご覧いただくとして、一皿一皿が本当に素晴らしく、記憶に残るコースとなりました。

イタリア料理ならではの力強い味わい、とくればインパクトがありつつおおらかな風味を想像しますけれども、西口シェフのお料理は、力強く厚みのある旨味のなかから、細心の注意を払って作られた繊細な味と香りが美しく顔をのぞかせ、二度感動するのです。

このコースはまだ皿数があり、写真をすべて載せることができませんでした。他に、チーズが香るグリッシーニや、フォアグラに洋梨の赤ワイン煮をあしらい、薄いトーストの上にのせていただく一皿が運ばれました。ほんのひときれなのに、マイ・ベスト・フォアグラ。

左の写真の1番上は「手でつまんでお召し上がりください」の声とともにサーブされた小さな前菜。ナスのソテーや極小ピッツァ、上品なサラミなどの盛り合わせ。スプーンの上はお米のサラダです。

2番目は西口シェフのスペシャリテ、「ヴェネツィア風魚介の前菜の盛り合わせ」。ふっくら焼いた牡蠣のベーコン巻き、ポテトサラダの上にキャビアをのせたものや、イカの野菜詰め、タコの足をゼリー寄せにしてサラミ仕立てで楽しませてくれる一切れ、ウナギのマリネを細く渦巻き状にしてポレンタにトッピングしたものなど、多彩な驚きの弾ける一皿です。
中央のぷりっとした海老はもちろんのこと、鯖を小さなタルト状に焼いたラビオリにのせた一口が最高でした。鯖から独特のくさみを抜いて濃厚な旨みだけを残し、皮目を香ばしく炙ってあります。

091225kawag2.jpg3番目は「青森産ホタテとイタリア産カルチョフィのグラタン」。これがまた! ジューシーなホタテの下に、複雑で飽きさせないたっぷりの旨味素材が隠れていました。

次はパスタ系が2皿。「自家製スパゲティー ヤリイカ、パンチェッタと赤チコリのラグーソース」、その下は「エゾ鹿のラザニア アルバ産白トリュフ添え」。
前菜が始まる前に、スタッフが白トリュフをまるごとラベル付きで器にのせて持ってきて、「これを使います」と匂いを嗅がせてくれました。高価なアルバ産は偽物がたくさん出回っているので、本物ですよ、というラベル確認の意味もあったのでしょうね。このラザニア、濃厚で官能的な味わいでした。

ああ、書ききれなくなってきました。写真右は上から、真鯛のオーブン焼き、小鳩と鴨のロースト、温かい林檎のパイにマスカルポーネのジェラートをのせたドルチェ、最後がエスプレッソのための小菓子でした。

なにが素晴らしいって、どの一皿にも、味わいの中心にくっきりとしたぶれのない信念のようものが発見できること。お店を出るときにお見送りしてくださった西口シェフからは、謙虚なお人柄がうかがえました。

ちょっと面白かったのは、お店の内装が完全にクラシカルなフレンチレストランのそれであること。ヴォーロ・コズィがオープンする前はフレンチレストランとして使われていたのですって。

Volo Cosi(ヴォーロ・コズィ
東京都文京区白山4-37-22 
TEL 03-5319-3351
【Lunch】12:00~13:30 LO
【Dinner】18:00~21:30 LO 
MAP Yahoo!地図情報

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月24日(木曜日)

今年流行したスイーツと言えば…?

20091224shimoi.jpg
今日はクリスマスイブ。皆さんいかがお過ごしのご予定ですか?

12月は友人たちとホームパーティをしたり、街に出かけてクリスマス&年末の雰囲気を味わいました。今日は自宅で家族水入らずのクリスマスイブを過ごそうと思っています。そのために料理とケーキを手作りしようと意気込んでいます!頑張って腕を振るいますよー!

ちなみにケーキはビュッシュドノエルを作ります。いわばロールケーキの変形型。
鎌倉下井お菓子教室でも11月12月のレッスンはロールケーキでしたが、これが絶品!生地の作り方に工夫を凝らし、原価を考えず素材にこだわり作りますから。

20091224.jpg
今年を振り返ると、ロールケーキにとても注目が集まったと思います。雑誌の特集でも、よくロールケーキについてコメントさせてもらいました。(今発売されている雑誌GetNaviでもロールケーキについてコメントしています。)

はらドーナツの姉妹店「はらロール」(写真上)も12月2日にオープンしましたしね。まだまだ、ロールケーキの話題が続きそうです。

ロールケーキも2タイプあって、クリームが中心に筒状にはいって周囲だけ生地の“筒状タイプ”と、渦状にきちんと巻き込まれている“渦状タイプ”。(はらロール、堂島ロールが筒状タイプになります。)

私は、生クリームが少なめで生地が多い方が好みなので、きちんと巻き込まれた渦状のロールケーキが好き。これは好みですからねぇ。

これだけ話題になったのも、他の生ケーキよりも比較的安価で購入しやすいのと、人数分に切り分けやすいからでしょうか。誰からも愛される味ですし。

また「来年流行るスイーツは何?」とよく聞かれますが、やはりこのご時世“安価”であることがブームのきっかけの一つでしょうか。

ドーナツ、たいやき、ラスクなど「おやつ」系に注目が集まるのも、このご時世だからかしら。
そこで来年の流行スイーツに関する取材時に「デフレスイーツってのはどうですか?」「景気とケーキをかけて“不景気ケーキ”なんて?」とオヤジギャグのようなことを言ったら「そのキャッチはさすがに…」と拒否されました^^

…さて、今年はこのブログが最後になります。

来年が皆様にとって、心温まる幸せな一年になりますように。
来年も、どうぞどうぞ宜しくお願いします。

☆友人からいただいた素敵なクリスマスカードはコチラ

Happy Holidays!

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月21日(月曜日)

西vs東 雑煮談議

091221-staff-chie01.jpgあと少しでクリスマスですね。
特に何をする訳ではないのですが、家の近所でどっさりと溢れるイルミネーションとたくさんのトナカイに毎日会う度、思わずふふっと笑ってしまいます。

さて、そんな街がクリスマスで浮かれている中、少しフライング気味ですが、お酒の飲めるお店でお雑煮を食べてきました。

お雑煮って地域によって出汁もお餅も具材も違い、それこそ隣のお家とも違っているので、ついついうちの家では、、、と雑煮談議が始まってしまいます。ここの店長の家では、もともと京都にお住まいだったため白味噌ベースの京都風。但し2日目は、お父様が東京だったため関東風も食していたようです。お母様、すごいですね。

お店でも店長が小さい頃食べたように、味は違うようですが関西風の西の椀と関東風の東の椀を楽しめます。西は白味噌ベースで、煮た丸餅を入れ、東は醤油ベースに焼いた角餅入り。人参は真っ赤で味の濃~い京人参が色彩と味のアクセントにも!私は家ではいわゆる関東風なので、食べたことのない西の椀を注文。初めて白味噌ベースのものを食べたのですが、豆乳やミルクのようなマイルドな甘みがあって「美味しい~」と思わず声をあげました。人の家(店)のお雑煮もいいもんですね。

日本の食を堪能したところで、最近私が見る度に好きになるMADE IN JAPANの食器を紹介します。
ずっと使いたくなる、優しい日常食器シリーズ「Rim」です。
縁が少しついているから、料理を選ばず使えてとっても重宝しています。この日はさっぱりしていて楽なものが良かったので、スズキのカルパッチョ。ただ切って盛るだけなのに、美味しく感じてしまう。「人は目でも食している」と聞きますが、こういった器は料理を更に美味しくしてくれるので大助かりです。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月18日(金曜日)

自分を磨く前に、部屋を磨く

クラシックの演奏家がインタビュー番組に出演した際に「留守のあいだ、部屋にCDでグレゴリオ聖歌かなにかを流しておく」と話した言葉が、もうずいぶん長いこと私の記憶にひっかかっていました。
「音が部屋の空気を洗い清めてくれるから」と、演奏家は語っていました。

そのせいなのでしょう、Web上で偶然に「場の空気を浄化する音」が入っているというCDをみつけ、面白がって注文してしまったのは。

届いたCDに録音されていたのは、音叉を打ち鳴らす不思議な音の数々でした。もともと耳を傾けて聴くつもりはなく、BGMがわりに何気なく流していたのですが、その翌日、どういうわけか大掃除がしたくてたまらなくなってきたのです!

そうして2週間以上にわたり、10年に1度というレベルの大・大掃除が始まってしまったのでした。

毎日、とりつかれたように押し入れの中のものを全部出して、消臭抗菌剤「ミラクリーン」を盛大にスプレーし、押し入れの中に空気清浄ファンを入れて風をあてたり。
家に7つある書棚の本を全て床に積み上げ(恐ろしい惨状を呈しました)、千冊以上の本を処分したり、ベランダに熱湯をたっぷりまいて、デッキブラシで磨きあげたり。

私は旅や取材に出かけたり本を書いたりするので、たまにエネルギッシュな人と誤解されることがあるのですが、それらはあくまでも特殊な非日常。日常はいつもだるくて、すぐに疲れて横になってしまうたち。基本的に、ベッドに本とコーヒーを持ちこんで日々を過ごしている怠けものなのです。

091218kawag.jpgですから、この長期的徹底掃除のそれはそれはつらくて楽しいこと! 毎日、家具を大移動するおかげであちこち筋肉痛になるし、2週間以上、家中が倉庫のような状態で、精神的にも体力的にもへとへと。

しかし、なぜか「このままでは新しい生活が始められない!」という衝動に動かされて、掃除を続けないわけにはいかなかったのです。もはや魂のレベルで浄化とすっきりした環境を欲していたのかもしれません。

努力したぶんだけ、住まいがきれいになっていくのは爽快なこと。薄くほこりをかぶって存在を沈み込ませていたモノたちが、本当に輝きを放っているのです。

本棚の奥からは、かつて掃除意欲をかきたてるために買った本が何冊も発掘されました。ここに挙げた2冊はもうずいぶん昔のもので、いまやこの分野の古典となっていますが、再読するとやはり掃除心が刺激されますね。

『ナチュラルクリーニング』には化学物質を使わず、重曹とお酢を使いこなしてハウスキーピングをおこなうレシピが満載。

カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 』は、日々たまっていくガラクタをエネルギーの停滞と位置づけ、部屋をすっきりと整理することで、いらないものがいっぱいで身動きのとれなくなった人生に、気持ちのよい新しいエネルギーを呼び込もうというもの。

どちらも、もはやすっかりおなじみのレシピ&考え方ですが、ページをめくるそばから、適当にモノを押し込んでしまった戸棚の奥が気になりはじめるという影響力を持っています。大掃除をしなくちゃいけないんだけど、面倒でやる気になれない…という人には、この手の本の一読をご提案します。

そして後日、友人に教えられて知ったこと。私が空気清浄音楽のつもりで購入したCDは、一部の人々のあいだで、掃除がしたくなるCDとして知られていたのです!
最初からそのつもりで購入した人の中には「掃除したくならない」と不満げな反応もあるようですが、少なくとも私には恐るべき一撃をもたらしてくれました。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月16日(水曜日)

本当にうまいお取り寄せグルメ

20091216shimoi.jpg
急に寒くなってきましたね。今年もクリスマスツリーを飾ろうと、ツリーを購入し部屋の中に置いたものの、オーナメントを飾る余裕がなくツリーだけ、ちょこんと置いた状態が続きました。それを見た友人たちから「ツリーがあるだけでもマシじゃない?」という温かいご意見もありましたが、やはり見た目寂しげです^^;それが、本日やっと飾り付けをしました!

部屋にイルミネーションやオーナメントを飾ったツリーがあると、心に余裕ができウキウキします。来週はクリスマスですからね♪

育児と仕事で「ウキー」と叫びたくなる時もありますが(笑)、どんな時でも、心の余裕を大切にしたいものです。

さて、先週発売された書籍「本当にうまいお取り寄せグルメ」にコメントを書かせていただいています。その中でイチオシは、奈良 吉野いしいの柿珠玉。(今、リンク先のホームページを見たら、私の名前が何故か載ってるっ。超びっくり。)

1玉約120g以上という立派な柿を独自の製法で甘みを浸透させ、水っぽさをなくしたもの。ほんのりブランデーをきかせた大人の贅沢なデザートです。

まるで料亭の食事の締めくくりにいただく水菓子のような上品な美味しさ。
甘さ控えめで後味も良く、柿本来の風味を味わえる逸品ですよ。

また週間アスキーにてお取り寄せクリスマスケーキのお薦めを掲載していますので、宜しければご覧くださいね。

*息子は3か月になり体重7kg 身長66cmとビッグに成長中。おかげで私は背中と腕が筋肉痛。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月14日(月曜日)

イチゴつながり

%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD__w.jpg「イチゴ!」私もそうつぶやく瞬間がありました。
土曜日、青山の某レストランで、友人のバースデーパーティーをしました。
高校生からの友達で、お互い忙しくなった今も、何かのたびに、何もなくても一緒に集まる仲間です。そして毎年誕生日も一緒にお祝いしています。
今年のメインは手作りケーキ!
友達のひとりが作ってきてくれた、愛情たっぷりのイチゴタルト。
加えてカスタードもたっぷり盛りすぎたために、イチゴの山が崩壊寸前でした。

その日誕生日だった友達は「クリーム大好き小学生!」のような子なので、カスタードをいっぱい載せたケーキは一番のプレゼントだったはずです。

%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC-011.jpg一口食べると、思わず「イチゴッ」とつぶやいてしまった。イチゴの新鮮な香りと、甘さ控えめのカスタードの味がびっくりするほどおいしかったのです。
それもそのはず、その友達はパティシエ、いえいえ、パティシエールなのです!
ついこの間、ネットでお取り寄せできるケーキ屋さんを設立しました。ひとつひとつ大事に手作りしたケーキを大切に届けています。

誕生日ではない私にも、おみやげにクッキーをくれました。粉もバターもこだわりの材料を使っているので、シンプルながら驚くほど美味しいのです。早速日曜日、コーヒーと一緒にいただきました。ゆっくりコーヒーをいれて、おいしいお菓子と一緒に飲む。最高に幸せな時間です。
そんなとき、私が選ぶのはこちらのカーラ。白く上品なカーラのテーブルウェアは、シンプルながらもどこか面白みのあるデザイン。ゆっくり自分だけの珈琲時間を楽しみたいとき、そして誰か大事なひとと過ごすときにも、素敵な時間を演出してくれます。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月12日(土曜日)

『味覚極楽(みかくごくらく)』子母沢寛

091212kawag.jpgむかしの日本の味を熟知している人々の話を味わいたくなるとき、よく手に取る本があります。『味覚極楽』(中公文庫)。

これは1927年(昭和2年)、新聞記者だった子母沢寛が当時、美食家として知られる人々のもとを訪れ、おいしいものにまつわる話を聞き書きしたものです。

明治・大正時代の美味を知る各界の食いしん坊たち。インタビューを受けているのは、資生堂の主人だったり、小笠原子爵だったり、大倉男爵夫人、宮内省厨司長、増上寺大僧正、もと鉄道大臣、陸軍中尉など、各人のいかめしい肩書きにも時代の色が感じられます。

しかし当時もやはり、おいしいものに貴賤はなかったようで、祖父が袁世凱のおかかえコック(!)だったという名料理人を自宅にかかえる男爵夫人の華麗な食生活から、浅草の夜の屋台の安くておいしいことまで、食いしん坊たちはいつの世もマニアックに自分好みの味を追究しているのです。

コーヒー好きとして親近感をおぼえたのは、『日本一塩煎餅』と題した鉄道省事務官・石川氏のお話。

塩せんべいの食いまわりをはじめてから、もうかれこれ三十年にもなった。
九州から北海道とせんべい一枚を食うためにずいぶん苦労もしてみたが…(後略)

蒸気機関車の時代に、おせんべい一枚のために苦労して旅をする、ばかばかしくも楽しい食い道楽。そしてこの石川氏は、正しいおせんべいは「江戸を中心に関東のもの」、とくに埼玉県草加の町が日本一、との結論に達しています。関西のお醤油はおせんべい向きではないのですね。

京大阪から関西へかけては、見てくれの綺麗なものもあるけれども、要するに子供だまし、第一あの薄黄色いようなあの辺で使う醤油の匂いが承知しない。
前歯でガリリッとかんで、舌の上に運ぶまでに、めためたになってしまうようでは駄目なのである。
舌の上でぴりっと醤油の味がして、焼いたこうばしさがそれに加わって、しばらくしているうちに、その醤油がだんだんにあまくなる。
そして噛んでいる間にすべてがとけて、舌の上にはただ甘みだけが残るようでなくてはいけない。
この力説ぶり! しかも当時は伝統的製造法でつくられた本物のお醤油が使われていたでしょうから、さぞ力強く香ばしい風味が際だっていたのでしょう。
(上の文章の「醤油」を「苦味」に置き換えると、そのままコーヒーの理想としても成立しそうですね)

同じ章に、幕末時代のカステラのぎょっとするような食べ方についても言及があります。当時の長崎のカステラ広告に、カステラを薄く切り、わさび醤油で食べると酒の肴として至極上等だと書いてあるというのです。

現在私たちが知っているカステラとは少し違うらしいと断りつつも、著者の子母沢寛はこれを試さずにはいられませんでした。
知り合いの料理屋のおかみさんに頼んで、小さなひときれを出してもらったところ「ちょっといけるものである。…その後おかみの話に、ああでもないこうでもないと何にか珍しいものばかり食べたがっているお客さんへこれを出すと、ほめられますといっていた」

そう聞くと、自分でも試してみたくなりませんか?! 救いがたいほどの好奇心の強さは、食いしん坊たちに備わった特性のひとつだと思うのです。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月10日(木曜日)

高貴なイチゴ

2009_1210shimoi.jpg
寒暖の差が激しい毎日が続きますね。
クリスマス&バレンタインシーズンで、何かとお仕事をいただいていますが、育児と仕事の両立を頑張れるのも、周りの協力あってのこと。感謝してもしきれません。

先日、雑誌でイチゴ特集があり、その中でイチゴ5種の食べ比べがありました。

進物用なのでしょうが、とにかく粒が大きい。そして色つやがよく、まるで宝石のよう。桐の箱に入った1箱8000円もするようなイチゴもありました。16粒くらい入りなので、一粒約500円!うひゃー。

そして、イチゴなのに、イチゴじゃない味がするものがあります。それは、ももいちご。
見た目がピンクがかった赤で、果肉は真っ白。食べると酸味が少なく、口の中にイチゴ以外の香りがする…。本当に桃みたい。果肉が軟らかくて果汁がしたたるほど多い。
「徳島県の佐那河内村内のわずかに36戸の農家のみでの生産という、地域限定生産で、収穫期間も短い為、なかなか手に入りにくいイチゴ」だそうです。これも一粒約300円か…。(写真の一番下がももいちご)>食べ比べの詳細は1月初旬発売の女性自身で。

イチゴは1月にメディアで特集されることが多いのですが、本当のイチゴの旬は4~5月くらい。旬のイチゴは香りも一面に広がるほど強く、果肉も赤く、甘酸っぱくて、これこそイチゴ!と思います。一皿300円くらいで、お値段も手ごろ。

この時期のイチゴの方が、イチゴらしくて個人的には好きなんですよね~。
もちろん進物用のイチゴ達は、美しく高貴な感じがし贅沢感が味わえます。

一口に“いちご”と言わず、別物と思ったほうがよさそうだわ。

content_btm.gif content_top.gif
2009年12月07日(月曜日)

クリスマスや年末年始・手軽に楽しむチーズフォンデュ

こんにちは、みなみです。
今回も前回に引き続き、ある日の我が家の夕食についてです。

ある日曜日、お義母さんが突然「チーズフォンデュが食べたい」と言い出しました。
でも、お義母さんくらいの歳の方(60過ぎ)にとってチーズフォンデュは
「なんだか大変な料理」というイメージがあるらしく、
「言ってみたんだけど・・・絶対じゃないわよ(^^)」とフォローされました。

でも実は、夫やお義母さんが不在の時は、ひとりでこっそり
チーズフォンデュを楽しんでいた私。(^^;)
(↑不仲なので、こっそり食べているわけではありません!
 夫とお義母さんは、お酒が全く飲めないので、一人で夕飯の時は
お酒を楽しめるメニューにしているんです!)

かわいいチーズフォンデュ以前にも紹介したMiniチョコレートフォンデュセットを使えば、
簡単にチーズフォンデュが楽しめる、とお義母さんに教えて、
早速その日の夕食はチーズフォンデュになりました。

ひとりの時は、カマンベールチーズを買ってきて、
上面に切り込みをいれレンジでチン!
ワインといっしょにとろ~りチーズを楽しむのですが、
今回は市販のチーズフォンデュ専用のチーズを
買ってきました。

※詳しいレシピは、こちらから

お義母さんはMiniチョコレートフォンデュセットが
チョコレートフォンデュ専用だと思っていたらしく、
また準備が野菜やパンを切るだけ、という手軽さに
驚いていました。

大人のチーズフォンデュそれにしても、チーズフォンデュをするなら、Miniチョコレートフォンデュの可愛らしい商品もいいのですが、今年は新商品のチーズフォンデュセットがオススメです。
サイズもMiniチョコレートフォンデュより少し大きいくらいで
使いやすく、カラーはブラックとホワイトの2色。
普段のテーブルコーディネートにも合わせやすくて
とても便利です。
これから購入を検討されている方は、
両方を比較してみて、ご自分に合ったほうを選んで
くださいね。

これから本番を迎える、クリスマスや年末年始などの
イベントシーズン。
人が集まる機会には、この簡単でおいしいチーズフォンデュをメニューに
加えてみてはいかがですか? いつもとちょっと違う、特別感もでますし
会話も弾みますよ♪
ちなみに、私のオススメ食材はジャガイモです。
事前にチン!するか、下茹でしてくださいね。

●チーズフォンデュセットのページは、こちら↓
http://www.inest.jp/hpgen/HPB/entries/109.html


また、i.nestでは、
クリスマス特集
を行なっています。
もちろんチーズフォンデュもピックアップされていますので
是非、チェックしてみてくださいね!

●アイネストのクリスマスのページはこちら↓
http://www.inest.jp/hpgen/HPB/entries/113.html

content_btm.gif
 1 2