« 今年流行したスイーツと言えば…? | メイン | 年越し蕎麦 »

content_top.gif
2009年12月25日(金曜日)

Volo Cosi(ヴォーロ・コズィ)の聖夜

091225kawag1.jpg小石川植物園のほど近く、都営三田線「千石」駅から歩いて5分ほどのおよそ気の利いたレストランなどありそうもない通りに、今年の私のベスト・イタリアンが店を構えています。1年の締めくくりに、夫と二人で夕食を楽しんでまいりました。

シェフの西口大輔氏の経歴は…と書くのももどかしいのでこちらのサイトなどをご覧いただくとして、一皿一皿が本当に素晴らしく、記憶に残るコースとなりました。

イタリア料理ならではの力強い味わい、とくればインパクトがありつつおおらかな風味を想像しますけれども、西口シェフのお料理は、力強く厚みのある旨味のなかから、細心の注意を払って作られた繊細な味と香りが美しく顔をのぞかせ、二度感動するのです。

このコースはまだ皿数があり、写真をすべて載せることができませんでした。他に、チーズが香るグリッシーニや、フォアグラに洋梨の赤ワイン煮をあしらい、薄いトーストの上にのせていただく一皿が運ばれました。ほんのひときれなのに、マイ・ベスト・フォアグラ。

左の写真の1番上は「手でつまんでお召し上がりください」の声とともにサーブされた小さな前菜。ナスのソテーや極小ピッツァ、上品なサラミなどの盛り合わせ。スプーンの上はお米のサラダです。

2番目は西口シェフのスペシャリテ、「ヴェネツィア風魚介の前菜の盛り合わせ」。ふっくら焼いた牡蠣のベーコン巻き、ポテトサラダの上にキャビアをのせたものや、イカの野菜詰め、タコの足をゼリー寄せにしてサラミ仕立てで楽しませてくれる一切れ、ウナギのマリネを細く渦巻き状にしてポレンタにトッピングしたものなど、多彩な驚きの弾ける一皿です。
中央のぷりっとした海老はもちろんのこと、鯖を小さなタルト状に焼いたラビオリにのせた一口が最高でした。鯖から独特のくさみを抜いて濃厚な旨みだけを残し、皮目を香ばしく炙ってあります。

091225kawag2.jpg3番目は「青森産ホタテとイタリア産カルチョフィのグラタン」。これがまた! ジューシーなホタテの下に、複雑で飽きさせないたっぷりの旨味素材が隠れていました。

次はパスタ系が2皿。「自家製スパゲティー ヤリイカ、パンチェッタと赤チコリのラグーソース」、その下は「エゾ鹿のラザニア アルバ産白トリュフ添え」。
前菜が始まる前に、スタッフが白トリュフをまるごとラベル付きで器にのせて持ってきて、「これを使います」と匂いを嗅がせてくれました。高価なアルバ産は偽物がたくさん出回っているので、本物ですよ、というラベル確認の意味もあったのでしょうね。このラザニア、濃厚で官能的な味わいでした。

ああ、書ききれなくなってきました。写真右は上から、真鯛のオーブン焼き、小鳩と鴨のロースト、温かい林檎のパイにマスカルポーネのジェラートをのせたドルチェ、最後がエスプレッソのための小菓子でした。

なにが素晴らしいって、どの一皿にも、味わいの中心にくっきりとしたぶれのない信念のようものが発見できること。お店を出るときにお見送りしてくださった西口シェフからは、謙虚なお人柄がうかがえました。

ちょっと面白かったのは、お店の内装が完全にクラシカルなフレンチレストランのそれであること。ヴォーロ・コズィがオープンする前はフレンチレストランとして使われていたのですって。

Volo Cosi(ヴォーロ・コズィ
東京都文京区白山4-37-22 
TEL 03-5319-3351
【Lunch】12:00~13:30 LO
【Dinner】18:00~21:30 LO 
MAP Yahoo!地図情報


「ほんわか茶飲み日誌」ブログ 人気Blogランキングに参加しています。クリックで応援してね。 「ほんわか茶飲み日誌」ブログ 

content_btm.gif content_top.gif

カーラ|ガストロノミア|チンシャン|アイネスト
人気Blogランキング ←クリックして応援してね
content_btm.gif