あこがれの茶箱
あけましておめでとうございます。
今年も残すところあと353日。
末永くご愛読のほどよろしくお願い致します。
さて、正月気分はすっかり抜けきったのですが、まだ年末年始の暴飲暴食の後遺症をしっかりと胃腸に感じる今日この頃。普段はコーヒーを朝夕問わずのみまくっている私ですが、胃腸を労わって、今日は中国茶を飲むことにしました。
最近愛用しているのがこちらのチンシャンの茶器です。
こちらの茶箱に入れて収納しています。お弁当箱ではありません。あこがれの茶箱です。
(本当はお弁当箱ですが。。。)
そして時々取り出して、ちびちび中国茶を楽しみます。

6月に岐阜へ行った際、ギャルリももぐさという森の中のギャラリーで茶箱展をみました。何人かの工芸家、作家さんたちが、こだわりの旅持茶箱を披露する展覧会で、それぞれのこだわりの茶器が勢揃いでした。お弁当箱のような小さな箱にコンパクトに納められた茶入や急須や茶托は、どれもミニチュアのおもちゃのようなサイズですが、使い勝手は抜群で、機能と美しさを兼ね備えた立派な道具たちでした。気軽にどこへでも持ち運び、喫茶にふさわしい場所をみつけたら、その空間が茶室と化すのです。皆さん骨董屋でひとつひとつ集めたり、知り合いに譲ってもらったり、自分の手で作ったり、そうしてできた自分だけの茶箱を、大切に使っているようです。その個展をみてから、私はすっかり茶箱にあこがれてしまっているわけです。
やはり道具は大事に使われてこそ、その良さが見えてくるものだと思うのです。
改めてそう実感したのは、最近もらったあるプレゼントがきっかけでした。
先日、珈琲をドリップするための銅製のポットもらいました。譲ってくれた方が長年愛用していたもので、大事に使われていたのがひとめでわかりました。同じものの新品を店でみましたが、これがぎらぎらしていて全く面白くないのです。使い込まれた銅の鈍い輝きは、長いときを経てこそ生まれた美しさでした。たかがものではありますが、歴史が刻まれた道具に、またこの先自分の歴史が重なっていくと思うと、心して大事に使っていこうと思いました。
私の茶箱も、この先年輪が刻まれ、新たな仲間を加え、どんどんにぎやかになっていくでしょう。それを楽しみに今日もちびちびお茶を飲みます。








