樹氷とニホンカモシカ
先週末、東京も冷え込んだようですが長野もこの時期の寒さは一番でしょうか。
学校では寒中休みという特別休暇があったくらいですが2月のこの時期だったかもしれません。
冬季オリンピックの地元選手の活躍ぶりを横目で応援しながらこの寒空の下では外出する気にもなれず、TVを見ながらまるまるとこたつに入っていたのですが、雲の隙間にようやく晴れ間が見えてきたので少し散歩に出かけてみました。帽子、手袋、ダウンに長靴にホッカイロの着膨れ完全防備です。

一見あたり一面真っ白な雪景色なのですがなんだか目線の上からキラキラとまぶしい光が・・・・。
見上げると、ここ連日の寒さのせいか木々にたっぷりの樹氷がつきそれが太陽の光と反射し合って沢山の光を発しているのです。
すごいなぁ・・・自然の美しさは、なんてしばし見とれてその景色に浸っていたら今度は何やら視線を感じる気配、とともに一緒のワン犬が「ぶぁうっ!」と小声で吠えたような・・・
ふとワン犬の視線の先を見ると身動きもしない2頭の動物がじっとこちらをみているのです。
気が動転しながらもワン犬を落ち着かせよくよく目を凝らして見てみると鹿のようです。
角がない、角がないから雌鹿、いやバンビでなくあの顔の周りの白いふさふさしてるのは、ニホンカモシカ、そう特別天然記念物の。
実際、しっかり鹿と把握できるまでしばしの間があったのですが・・・。

偉大な自然の中堂々とたたずむ2頭のカモシカに見つめられままただ呆然と立ち尽くす私と一匹。
まさにそんな感じです。
もしかしてはたで見たらちょっと間抜けな光景だったかもしれません。
辺りがあまりに静か過ぎて何だかぼんやりとしてしまい、自然に圧倒されたのかニホンカモシカに圧倒されたのか・・・・
当たり前ですがあらためて人間て自然のあらゆる全てのモノにはかなわないだ、といった印象が残りました。
この美しい自然界の形から生まれた雫のような『玉響』の茶器。
人工の造型では表現しきれない美しさがこの茶器には宿っているように感じられます。








