1945-1998 by Isao Hashimoto
(写真上)露天風呂から眺める夏空。
(写真下)岡倉天心が茨城・五浦海岸に建てた六角堂。
2泊3日で北茨城へ温泉旅行をしました。そのおかげで、NHKが深夜に放送していた戦争の証言番組に熱中するはめに。
子どものころ、年長者が語る戦争体験を聞くのは苦痛でした。理不尽でつらい体験を聞くのが、怖い‥‥というよりは、正直なところ退屈で。
小学生の想像力は、楽しい方面にはどんどん広がるのに、大きな社会的悲惨さの方面には広がらないものなのかしら。
骨折の痛さとか、幽霊なんてものを、いきいきと想像しすぎて怖くなるのは得意だったのだけれど。
けれどもこの1週間ほどは、夜ごと放送される「戦争証言プロジェクト」を、本当に食い入るように見てしまいました。
番組の送り手のほうも、力がこもっていたように思います。
きっかけといえば、旅行中は昼間のんびり露天風呂につかって、ふだんの生活ではありえないほど早い時間帯にご馳走を食べて大酒を飲むものですから、夜9時にはもう旅館の布団で熟睡。
その結果、深夜1時ごろにすっきりと目覚めてしまうのです。そして何気なくつけたテレビの画面にひきこまれていきました。
終戦から65年。「戦争を知らない子ども」も、いまや65歳になったのですね。
そんな1週間の象徴ともいうべき映像作品。
1945-1998 by Isao Hashimoto
私はこの作品を坂本龍一のtwitterで知りました。制作者の橋本公氏は、現在、箱根ラリック美術館のキュレーターをなさっているとか。
(この作品じたいに説明は必要ないと思いますが、橋本公さんのコメントを紹介しているブログをみつけました)
ただ、慄然とします。坂本龍一がつぶやいたように、私たちは全員が否応なく死の灰を吸いながら生きているのです。まだご覧になっていないかたは最後までじっくりとどうぞ。15分ほどの作品です。








