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2010年10月29日(金曜日)

バウハウス・キッチン展

2010-10-29staffyoda1.jpg「バウハウス・キッチン展」が今期パナソニック電工汐留ミュージアムで展示されています。
1920年以降、当時の多くの人々の暮らしを対象に様々な面で豊かな生活を送れるための家庭用品など、一般の人々にも普及されるよう大量生産を目的として製作された道具達の歴史に出会えます。

その中でとても懐かしい製品に出会いました。
ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトがデザインしたイエナガラス工房のティーサービス。
1931年に製作された耐熱ガラスのティーポットセットは展示ガラスごしに見るせいか、またはその過ぎた月日のせいか、少し飴色がかってみえました。

今から約12年程前、初めてのヨーロッパ出張でイエナガラス工場へ同行させて頂いたのを思い出しました。
ドイツの東側に位置するライプツィヒという街に近い場所でした。
真冬の凍て付く夜道、猛スピードで飛ばすドイツ人の運転手さんの「イェーナッ!」
という太い叫び声で眠気が一辺に吹っ飛んだのをよく憶えてます。
イエナについたよ!という運転手さんのお知らせだったと・・・。
なんだかそんな些細な事が思い出されます。
しばし展示ガラスの前にへばりついて色々な思いを廻らして見ていましたが、その時工房を訪ねる事が出来た事は今の私にとって、とても貴重な経験になり今あらためて感謝するのでした。

このティーサービスは復刻版で生産されていましたが、展示されている当時の製品をよくよく見るとどことなく姿が違うようにも感じられます。
しかし、やはりどこにも無い無敵のフォルムでそのティーセット達は堂々とたたずんでいるように見えました。
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これらの製品が一部の特権階級だけでなく、広く一般の人々に普及される事を目的に生産化されていた事を考えると、今私達の生活している世の中にも多くの人々に愛用される製品があり、それらにはきっと何か共通されるヒントがあるのだろうと思えてきて、また暖かく静かな希望がわいてくるのです。

さてキントーでも様々な暮らしに役立つキッチンツールを販売しております。2010-10-29staffyoda-3.jpg


こられの商品が皆様の日々の生活に自然に溶け込み、また日常に少しだけ潤いをお持ち頂ける存在になりますように。

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2010年10月28日(木曜日)

本日COREDO室町 オープン

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2010年10月28日(木)に東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅から直結の便利な立地に「コレド室町」がOPEN。

A7 A8出口を目指して改札口を出ると、まさに目の前に「COREDO室町」の文字がどーんと現れます。
迷子になりやすい私でも、絶対にならない便利な立地です。

「日本をにぎわす日本橋」をコンセプトに日本橋の歴史を活かしつつ、新しさを取り入れた18のレストランと7のショップで構成されています。

スイーツとして注目なのは…

ミシュラン星付きレストランエメ・ヴィベールの洋菓子専門店パティスリーエメ・ヴィベール
自家製プラリネが香ばしいパリ・ブレスト・エメが美味でした!

また日本の99%の金箔を生産する金沢の老舗の金箔専門店「箔座」の金箔スイーツもお薦め。
西宮・夙川にあるミッシェルバッハとのコラボレーションで金箔が華やかなスイーツが店内に並びます。金は縁起ものですし、見た目にも華やかですから、手土産によさそう。

スイーツに関しては↑記事に書きましたので他をご紹介すると…

創業元禄12年(今年で311年)の老舗鰹節専門店「にんべん 日本橋本店」が1Fにでき、その一角にできた“日本橋だし場” (NIHONBASHI DASHI Bar)がお気に入り。

カツオ出汁が香る具だくさんのお味噌汁やけんちん汁(各360円~)をいただけます。おにぎり(150円~)も一緒にいただけば、小腹がすいた時に助かります。

先日も日本橋で「10分しか時間がないけど、お腹減った!」と困ったことがあります。
うんうん。こういうお店、助かります。
近隣のオフィス街で働く方々から重宝されそう。
化学調味料ではない、鰹出汁がとても美味しかったので、こういう店舗が増えると良いなぁ。


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2010年10月25日(月曜日)

モチモチわらび餅

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こんにちは。
だいぶ寒くなってきましたね。先週北海道に行った知人はみぞれだったと言っていました。東京は20度前後なので、一番着るものに困る時期でもありますが、とりあえず大きめのストールがあれば、なんとかなると思って毎日持ち歩いています。いつ頃なんともならなくなるのか、お天気を見つつ。

さて、先日ユナイテッドアローズ原宿がリニューアルオープンされたとのことで行って来ました!ショップコンセプトは豊かな暮らし「abundance」。7つのキーワード「衣」「食」「住」「遊」「知」「美」「癒」を掲げていて、「モノ&コト」を提案する「UAの未来を創造する本店」だそうです。モノだけではなく、ネイルサロンやヘッドスパ体験もできるそうで、原宿はちょっと苦手な私にも興味が沸きます。

そこの1階で、とっても美味しい「わらび餅」を頂いたので、ご紹介を。こちら最上級本わらび粉を使用した「本わらび餅」。あまり食べたことのない食感で、やわらかくて伸びるほどのモッチモチ感。ただ、重たい感じはなく甘さ控えめだからでしょうか、するっといただけました。京都でも行列のできるお店のようで、レセプションでは本物の舞妓さんが何人かおもてなししてくれる、「粋」な空間でした。
■ ぎおん徳屋

*今回のおすすめは「和」を感じる人気商品「浅漬鉢」。私が最近はまっているお漬物は「セロリ」です。ちょっと遅いのですがやっとセロリの美味しさに気づきました。この季節ですと株もいいですよね。
浅漬鉢

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2010年10月22日(金曜日)

cafe SKIPA(カフェ・スキッパ)…神楽坂

101022kawag2.jpgニール・サイモンといえば最上級のウェルメイド・コメディで知られるブロードウェイの脚本家。

この人の代表作のひとつに、タイトルを忘れてしまいましたが、ニューヨークの古いアパートの最上階に住む新婚カップルのお話がありました。
まだ若い二人が住む貧乏アパートにはエレベーターがなく、部屋を訪ねる人々はとんでもない階段をのぼらなければならないのです。

そのため、登場人物が舞台に現れるときは「長い階段をようやくのぼりきった直後」という設定。役者という役者がかならず激しく息をきらして現れるので、そこがまた笑いを呼ぶわけです。

***

オープンしたばかりのcafe SKIPAで、ニール・サイモンのそんなお芝居を思い出したのは、新しいカフェが古い喫茶店と内部でつながっているから。
壁をへだてて右側は喫茶店トンボロ、左側はcafe SKIPAです。トンボロから小さな入口をくぐってSKIPAに移動するときに、私は頭をしたたかに壁に打ちつけたのでした。

もしもトンボロからSKIPAに入ってくる人が全員うめきながらおでこを押さえていたら、ニール・サイモンの素敵なコメディだ!…などと、しびれるおでこを押さえながら考えてしまったのです。

101022kawag1.jpgたまたま開店のお花をみかけてのぞいてみたcafe SKIPAは、トンボロのオーナーの息子さんご夫婦が始めた小さなお店。

オープンしてまだ2、3日とのことでしたが、息子さんはオヒョイズのワイン担当だったとのことで、真新しい店内にもどことなく和やかな空気が漂い、路地を通りかかった人々が物珍しそうに中をのぞきこんでは、次々に入ってきます。

メニューはまだこれから状況を見て揃えていきたいとのことで、現在は焼きお菓子や紅茶、奥さまがブレンドするハーブティー各種(600円)が中心のよう。

自慢は、オヒョイズの夏目シェフ直伝のチーズのパイ(550円)。ピザ生地の上にデンマークのサムソーチーズをのせて焼いたシンプルなパイで、たっぷりちらしたローストアーモンドが香ばしく、素直なおいしさ。

店名の由来を訊ねたら「僕がすきっ歯なので…(笑)」。笑顔のとても素敵な、そしてニール・サイモンのくだんの舞台の主役にもふさわしい、若いお二人でした。

cafe SKIPA
東京都新宿区神楽坂6-16
Tel 03-3267-3839

こちらでカフェ店内の写真をご紹介しています。

(写真右)この建物は、かつては左派の小さな新聞社の編集室として使われたこともあったそうで、古めかしい暗室の扉が再利用されていました。反対側から見ると「写真室」と旧字体で書かれています。

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2010年10月21日(木曜日)

パティスリー・ラ・ノブティック

すっかり涼しくなり秋らしい気候になってきましたね。

昨日はクリスマスケーキ3種、今朝はシュトーレンを食べてクリスマス気分を満喫。
今日はバレンタインに向けたチョコレートの発表会にお伺いしました。

季節先取り!というか、先すぎるかな。

スイーツは先取りするよう努めていますが、、
ファッションはコンサバ、というか流行がイマイチ分からない私。

前々から街中で見かけていたものの、若いママ友が履いていたジャージのようなスパッツが「トレンカ」という名称であることも教えてもらいました。やっとスパッツやカルソンではなくレギンスという単語に慣れてきたところに、追い打ちをかけられた気分です。
またトレンカをみると「フラッシュダンスとか一昔前を思い出す」と言ったら、「しらなーい」と失笑をかいました。

さらに…

「ニーハイとか知ってる?美奈ちゃん似合いそう」と言ってくれたものの、中国の挨拶のようにしか聞き取れず、再度聞きなおしてしまいました。膝上のブーツのこと言うんですね。学生の頃はいていましたが、また流行っているんですね。

…どうでも良いことで前置きが長くなってしまいましたが…。
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皆さんにご紹介したいのが、10月22日(金)にオープンする、元明治記念館で製菓長を務められていた日高宣博シェフのお店「パティスリー・ラ・ノブティック」。

東武東上線ときわ台駅北口から徒歩1分ほどの駅近です。

色々といただきましたが、中でも「クレームポット」は、見た目プリンですが、上からかかったキャラメルの焦がし味がビターなのがインパクトがあります。とても好み!プリンと一口にいっても個性が感じられる一品でした。

「キャラメルポワール」は洋ナシとキャラメルの優しい組み合わせと、中心にはいったフィヤンティーヌのザクザクとした食感も楽しめる逸品です。

これから、注目のパティスリーの一つになることは間違いないでしょう!

店名:パティスリー・ラ・ノブティック
所在地: 東京都板橋区常盤台2-6-2 池田ビル1F
営業時間: 10:00~20:00
定休日: 水曜日
TEL&FAX: 03-5918-9454

*10月15日放送「30★Style  ~素敵に!楽しく!30代を生きる! ~」にて紹介されました。
 毎週金曜22:54~23:00放送 TBS系列 

*現在発売中の東京ウォーカーに掲載いただいています。

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2010年10月20日(水曜日)

ハロウィン・カボチャムース

カボチャムースHappy Halloween!
今度の10月31日はハロウィンですね。
ここ数年、日本でもハロウィンを楽しむ方が増えて
街中様々な飾り付けや雑貨で溢れていますね。

ハロウィンといえば、なんといってもかぼちゃでつくるオバケ。
やっぱり、この時期かぼちゃがたくさん採れるからなのでしょうね。
私の家にも先日、大きなかぼちゃが4つも届きました!
実は、お隣の方が北海道の出身で
季節のお野菜のお裾分けをよくいただくのです。

しかし、スタッフChieもてこずっていたカボチャの食べ方・・・
私も頭を悩ませました。なにせ、1つのサイズがとても大きいので
家族3人ではなかなか食べきれません(^^;)
そこで、11日の祝日に友人を自宅に招待したときに
たくさん食べて!とばかりに、カボチャのムースを大量に作りました。

カボチャのムースは私にとって懐かしい味。
よく子どもの頃、母が作ってくれていました。
今思えば、きっと母もカボチャの使い道に困ったのでしょう。
実家の畑でも、カボチャがごろごろしていましたから。。。

友人3人に私たち夫婦を入れて5人でいただくのにちょうどいい
「ターブルドット」のオーバルベーキング。
ベーキングという名前ですが、オーブン料理だけでなく
こうしたデザートにもぴったりです。
今回は、カボチャの色に合わせてイエローをつかいました。
他にも、レッド・ホワイト・ブラウンの定番カラーと
優しいパステルカラーのパープルとピンクがあるので
料理やインテリアにあわせていろいろ楽しめますよ。

1001020-stuff-minami2.jpgこのシリーズはアイテムも豊富で、こちらの画像のように
キャセロールに1人分ずつ作っても可愛らしいですよね。
子どもがいたら、上にクリームを載せたり、
オバケの顔をパウダーシュガーで作ったらきっと喜んでくれたはず。

工夫次第でいろいろ楽しめるオーブンウェアシリーズの「ターブルドット」。
これからの時期にオススメです。
詳細は、こちらから(レッド・ホワイト・ブラウンのみ)

◎ i.nest (アイネスト)

http://www.inest.jp/SHOP/731030/731086/list.html

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2010年10月15日(金曜日)

村上春樹×Cafe螢明舎、『カンガルー日和』余談

101015kawag1.jpg昨日、All About[カフェ]の記事でご紹介した千葉県市川市のカフェ、螢明舎(けいめいしゃ)。
村上春樹が80年代に書いた書籍未収録の小エッセイのなかに、螢明舎の習志野・谷津店についての文章があるそうです。

ハルキストとしては見逃すわけにはいかない貴重なその文章を読みたくて螢明舎のオーナー、下田さんにお願いしてみたのですが、掲載された月刊誌は残念ながら行方不明。
「倉庫の中まで探しましたが、発見できませんでした」

Cafe螢明舎のHP上で、村上春樹と下田さんのご縁がかいつまんで記されています。

それはまだ下田さんがカフェをオープンする前のこと。
画業とカフェ経営の両立を志していた下田さんは、「ジャズ喫茶を経営しながら小説を書いている男がいる」と知人から聞いて、その「男」を紹介してもらうことに。

その「男」こそ、千駄ヶ谷で(いまや)伝説のジャズ喫茶&バー「ピーターキャット」を営んでいた小説家デビュー前の村上春樹でした。下田さんは村上春樹の第一印象をこう記しています。

  紹介され、少ない言葉を交わしたのですが
  なんとも頼りないぼんやりした印象で…
  「こんなおとなしそうな人がやれるなら私に出来ない筈がない」

快活で声の大きな下田さんと、内省的でぼんやりした村上春樹との会話はさぞちぐはぐだったことでしょう。それはきっと、鮮やかなカラー映画とモノクロ映画のように。想像すると微笑が浮かびます。

101015lawag2.jpgそれでも当時、習志野市在住だった村上春樹は何度かCafe螢明舎を訪れ、そこから短編『カンガルー日和』に通じるご縁が生まれたそうです。

谷津遊園内にあった動物園。その閉園後の動物たちの行方などについて取材したいと考えていた村上春樹に下田さんがご紹介したのが、Cafe螢明舎のお客さまだった園専従獣医さん。

「村上さんも無口、獣医さんも無口。噛みあわない時間の経過が大変おかしかったのを覚えています」と下田さん。

まあたしかに、如才なく世間話に興じる村上春樹というのは、ハルキストのイメージの中の村上春樹像からもかけ離れていますよね。

作家はその作品によってのみ評価されるべきであり、日常生活においてただのぼやっとした人にしか見えないのはご愛嬌…と、明らかにぼんやり者のほうに属する私は思うのです。

Cafe螢明舎(カフェけいめいしゃ)
千葉県市川市八幡2-4-9 かんていビル2F
【TEL】 047-336-3545
【最寄り駅】京成線「京成八幡」駅南口より徒歩2分
 またはJR総武線・都営新宿線「本八幡」駅より徒歩3分

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2010年10月14日(木曜日)

「WPTC 2010」味覚部門優勝作品@マンダリン オリエンタル 東京

20101014shimoi.jpg今年開業5周年を迎える6つ星ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」のエグゼクティブ ペストリーシェフ五十嵐宏氏が今年7月にアメリカのアリゾナ州・フェニックスで開催された洋菓子の国際大会「WPTC 2010」の味覚部門で日本人パティシエとして初めて優勝したことを記念して、期間限定のスイーツをいただくことができます。

大会のテーマは「Childfood(子供の頃)」で日本代表テーマは「ピーターパンの世界」です。

10月1日から11月末まで、優勝記念のボンボンショコラの3種のセット 1箱1200円をマンダリン オリエンタル グルメショップにて販売。

童話「ピーターパン」に登場するフック船長の腕を食べたワニのお腹にある時計をイメージした「チックタック」は、ジャリジャリとした食感が楽しいプラリネがはいっています。
「ナイトフライ」はトンカ豆とチェリーのマリアージュ。そして「ウェンディ」はお花をつけ女の子らしいデザインで味はまさしくアップルパイです。

11月1日から11月末まではプチガトー3種(各840円)も同じくマンダリン オリエンタル グルメショップにて販売。
「キャプテン」は、チョコレートムースにコーヒーブリュレを埋め込み、マスカルポーネクリームをあしらっています。
「ピクシー」はピスターシュ風味のムースに苺のクリームとジュレとの組み合わせ。
「エスぺランス」はミルクチョコレートのムースをパッションフルーツのシブーストで覆っています。

3種一緒にいただくと、それぞれの味のコントラストがあり飽きのこない組み合わせです。

そして、11月1日(月)~5日(金)までは、店頭では販売できないアシェット・デセールやアントルメ・グラッセなど、五十嵐シェフご本人が目の前で完成させていく受賞作品をビュッフェ形式で楽しめます。作りたての味をいただくことができるのは貴重です!(4800円 2時間限定)

アシェットデセールの「アドベンチャー」は、蒸気で温められたフォンダンショコラから流れるチョコレートのソースがアイスクリームとムースを組み合わせたガトーに注がれるという仕掛け。

楽しみです!


▼五十嵐宏優勝記念デザートフェア“ファンタジー”
 11月1日~11月5日まで
 38階 アジアンインスパイア ダイニング「ケシキ」
 15:00-17:00
 4800円 2時間限定 (消費税込、サービス料別) コーヒーまたは紅茶付

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2010年10月10日(日曜日)

ゾッターさんのカカオニブ+チーズ、もしくは蔦珈琲店の小さな奇跡

101010kawag1.jpg青山の蔦珈琲店のカウンターに座っておりましたら、隣にいらしたお客さまがカレーを注文。珈琲とスイーツだけだと思っていたけれど、じつはこのお店には食事メニューがあったんですね?

ちょっと意外でしたが、マスターいわく、「むかし青山にはランチ難民がたくさんいて、その人たちに頼まれてハヤシライスを作っていたんですよ。でもハヤシライスって、毎日自分でも食べていると、甘いから飽きるのね。それでカレーに変えました」

「あのハヤシライスも旨かったですよ」とお客さまが請け合う様子が好ましくて(カウンターごしにマスターとお客さまの間にさりげない信頼関係が結ばれている光景をかいま見るのは、いつだって愉快なものです)、その後のマスターとお客さまとの会話を聞くともなく聞いていたら、話はなんだか聞きおぼえのある方向に。

興味をひかれてお客さまにお尋ねすると、その方はなんと、私が熱愛するゾッターさんのチョコレートを日本で唯一、輸入販売している会社の代表の方だったのです。ああびっくりした。韓流ドラマ並みの偶然が、小さな珈琲店のカウンターに降ってくるなんて。

帰宅後、昨春にゾッターさんがオーストリアから来日して公演をおこなった際の写真を探したら、壇上のゾッターさんの隣にその方が写っていました。

蔦珈琲店でお目にかかった日は、ちょうどゾッターさんの今秋の新作が成田空港に到着したところ。ほどなくその方の携帯に「いま通関!」のご連絡が入り、臨場感のおすそわけをいただきました。

101010kawag2.jpg教えていただいた今秋おすすめのゾッターさんのカカオニブの楽しみ方は、チーズとカカオニブをあわせて、ワインやブランデー、ウイスキーなどのお供にすること。

さっそくシングルモルトとともに試してみました。くせのないゴーダチーズをスライスして、カカオニブをトッピング。鼻を近づけると、チーズの香りとともに鮮明なカカオの香りが際だち、口に入れれば、チーズのまろやかさにカカオのほろ苦さ、かりっとした食感が最高のアクセントになって、もうたまりません。

でもカカオニブって、通常はお菓子の材料に使うものですよね?

「カカオニブをこのよう召し上がっていただけるのは、ゾッターが最高品質のクリオロとトリニタリオ種のカカオのみを使っているからで、普通のフォラステロ種の豆では、お菓子などに応用しなければ、そのままでは渋くて食べられません。このカカオニブ、まもなく関西にお店のあるカーヴ・ド・テールという素敵なワインショップでのお取り扱いが始まります」

なるほど!
ご自身がニューヨーク滞在中にゾッターさんのチョコレートに出会い、その味に魅了されてほそぼそと日本への輸入販売を始めたというだけあって、説明にも愛が感じられますね。あ、ほそぼそと、は余計だったでしょうか。

私がなぜゾッターさんのチョコレートを好きになったかといえば、一般的にはフェアトレードもオーガニックも、取り組みの素晴らしさと製品のクオリティが必ずしも一致しないという悩みをかかえているのですが、ゾッターさんのチョコレートはその全てにおいて見事なクオリティ、アーティスティックなクリエイションが実現されているから。本当に稀有な存在なのです。

今年のホワイトデーには夫に「ゾッターさんのチョコレートを」と指定して、代官山のヒルサイドパントリーに置いてあった全種類を買ってきてもらいました。ホワイトデーに関しては、夫の自由意志はありません。(バレンタインデーも、ですが…)

このほかGAIA、恵比寿のワインマーケットPARTYなどでも購入できますし、西荻窪の茶舗あすかさんにはここだけの限定販売チョコレートがあるようです。日本茶によく合うその風味は、ジンジャーをダークチョコレートで包み、ターメリックパウダーをまぶしたもの。

目をみはるほど魅力的でインスピレーションに富んだ風味の数々が展開されているゾッターさんのチョコレートですが、最初の一枚としては、薄い板チョコレート「ラブーコシングル」(440円)のストロベリーなどがおすすめでしょうか。濃密で甘酸っぱくてもどこか柔らかで優しいイチゴの魅力がチョコレートに溶けあわされた、美しい一枚。

おいしさのあまりうっかり食べ過ぎても気持ち悪くならないというのも、ゾッターさんのチョコレートの幸福のひとつです。

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2010年10月07日(木曜日)

映画「うまれる」

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この一週間で、また一つ歳をとりました。

子供を産んでから、自分の誕生日は、親に感謝しようと強く思うようになりました。
生まれてから3歳くらいまで、子育ては大変な時期なのに、、、
私は、その頃の記憶がまったくないのです。
無償の愛を注がれていたことを改めて感じます。親に感謝です。

「私、祝われている場合じゃないじゃん。」とも思ったりして。
でも、そんな私を、お祝いしてくれた友人・家族に感謝です。

誕生日には色々な形の、ドラマがあるわけで…
出産をテーマにしたノンフィクション映画「うまれる」が今秋より上映されます。

この映画のプロダクションデザインを友人家族の会社(デザインエイエム)がしていたり、出演しているお母様の一人が、尊敬するスイーツ関連の先生の妹さんだったりと…

何かとご縁のある映画。今日、その先生からチラシをいただき、文章や写真を見て心がじーんとしました。今秋11月6日よりシネスイッチ銀座等で上映。必ず観ます。

…で、毎年恒例の今歳の“抱負”を自分自身の記録のためにも書いているので、書きましょう。

抱負:「時間の使い方のバランスを大切にする」

…なんて抽象的。

育児がプラスされて、息子が元気に保育園に通ってくれていたとしても、自分時間は以前の半分くらいになった感じ。その限られた自分時間と家族時間を大切にしたいと思います。

今歳も皆様宜しくお願いします。

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上:銀座三越の「レ ロジェ エギュスキロール」のデザート。テラス席気持よい。
下:横浜ロイヤルパークホテルの「中国料理 皇苑」の桃まんじゅう。子連れに優しい。

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