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2011年01月28日(金曜日)

いしころカフェ(神戸・岡本)

110128kawag1.jpg神戸の岡本という地名になじみがあるのは、2006年に出した本『カフェの扉を開ける100の理由』のなかで、岡本のカフェ「甜蜜蜜」やその姉妹店、yuddyを紹介したせい。
日がな一日、岡本の品の良い住宅街をあてもなく散歩しては壮大な迷子になったりして楽しんだために、ひときわ愛着を抱いています。

その岡本にいらっしゃる女性から、カフェのオープンのお知らせをいただきました。「いしころカフェ」の原田さと子さん。
子どものころからカフェを開くという夢を抱き、これまでにフレンチのお店でデザートパティシエ、珈琲専門店でホールスタッフ、イタリアンでの厨房など、さまざまな飲食店で経験を重ねていらした人です。

 いしころカフェ
 【住所】神戸市東灘区本山北町3-6-10
 【TEL】 078-411-7121

お店はどんな雰囲気ですか、とおたずねしてみました。
「カフェブースは2つにわかれており、入口近くはステンドグラスの明るい雰囲気、奥は、「あなぐら」をイメージし、ほの暗い、落ち着く空間になっております」とのこと。なるべく自然素材を用いて、壁は自分たちで珪藻土を塗り、手すき和紙を貼ったりしたそう。

スタッフにコーヒーのスペシャリストや、割烹とフレンチで修業したシェフをそろえ、「ころころご膳」(980円~)のような化学調味料を使わずていねいに手作りする野菜たっぷりのランチや、パティシェが作るスイーツが楽しめるようです。

人気のメニュー「ころころご膳」は、お吸い物、雑穀ごはん、野菜とお豆の小鉢3品、メイン、ほうじ茶つきで980円。

110128kawag2.jpgこのご膳がたまに「お寿司の日」になるそうなのです。写真左上のふくさ寿司・絹田寿司・おいなりさんの3品盛りがそれ。彩りも美しく、写真を見ているだけで手を伸ばしたくなりますね! 

このお寿司は京都の割烹で修行を積んだ女性シェフが、修行先の料理長から教えわった秘伝のすし酢の配合でつくるのだそう。3品それぞれの具は、梅で味付けをしたひじき/甘辛く炊いた椎茸と人参/大葉と昆布とガリ。

和食のかなめはお出汁ですよね。お出汁のとりかたにもさまざまな流儀がありますが、原田さんに教えていただいたコツは:

「じっくり水にひたした昆布を、沸騰させないようにすること。昆布を引き上げた後は、差し水をして沸騰をおさえ、削り節を入れること。削り節が踊ってきたタイミングを見計らい、火をとめて、カツオが沈みかけた頃を見計らって、しずかに濾すこと」。

いずれも基本をしっかりおさえるのが大切、ということですが、はっとさせられたのはその次の言葉でした。

「出汁をとる際には、それに集中すること。そして一番は、やさしい気持ちで出汁をとることです」

私は出汁をとるときに、やさしい気持ちでいるだろうか…と、我が身をふりかえってしまったのです。

お料理のひとつひとつの土台にそんなやさしい出汁が沁みているせいなのか、はじめは無愛想でイライラした様子だった人が常連客になってくれたり、お客さまが宣伝役を買って出て、いしころカフェの前で「ここ、良いよ!」と、他のお客さまを呼び入れてくれたりしているようです。幸せなカフェですね。

(写真右上は3種類の具が選べる「いしころピタサンド」(850円~)。これは「きのこのハーブソテーとチーズフォンデュ」。本当に野菜たっぷりなのです)


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