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2009年04月27日(月曜日)

KINTO_staff[さぶたろう]

0904027-staff-yoda-2.jpg最近カラフルな色彩をよく目にします。
洋服や雑貨、食材にいたるまで様々なシーンで色の多さを感じます。

そんな中、久しぶりに美容室に出かけたら馴染みの美容師さんに「何色がお好きですか?」
と唐突に聞かれ、シンプルな質問なのになかなか答えが出てきませんでした。

どうやらその美容師さんはお客さんや知人等、身近な人達を色に例えて憶えるのだそうです。
「この人は水色の7番。この人は黄色・・・」とか。
面白いなぁ、、、、と思いながらなんとなく分かる気がします。
そういわれるとその美容師さんはまさにオレンジな感じだから。
(本人もそうおっしゃってました。)

昔読んだ本で、その都市(土地)に住む人々の目に映る色や好まれる色が違うのは
気候や建物の影響にもとても関係してると書かれてましたが、そこには都会に暮らす人々は立ち並ぶビルの色となんとなくはっきりしない空の色とでいつしか「ちょっとスモーキー」なカラーを全般的に好む傾向だそうです。。
その反対に太陽の日差しがとても強く森林の色濃い南国等では、その目に映る強い色に負けないようなはっきりとしたコントラストと鮮やかな色彩を好むのだそうです。
普段見慣れている色によって目に映る色の影響って大きいのですね。
色ってなかなか面白いです。
また昔の本を読み直してみたくなりました。

アイネストからも好評頂いておりますカラフルな色のパーソナルマグ「UNIMUG」
あらためてお気に入りの色を見つけてみてはいかがでしょうか?

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2009年03月23日(月曜日)

ルーシー・リィー

KINTO_staff[さぶたろう]

0903023-staff-yoda.jpg知り合いの先輩から以前、陶器の図録を頂きました。
20世紀を代表する女性陶芸家、ルーシー・リィーの図録です。
彼女の作品を一目見れば現代の多くの芸術家達がお手本としたのだろうと感じ取れます。

ウイーン生まれの彼女は後にロンドンに渡り、ようやく世の中に作品が売れ出し時は既に65歳を過ぎていました。
88歳で病床につくまでロクロをひいていたと伝えられています。
写真に写る彼女はとても小さなおばあちゃんですが、その小さな手から見事な力強い作品が生み出されるのです。
今、彼女の作品展がミットダウンで5月上旬まで行われていて生前のインタビューとともに作品も見られます。

晩年のインタビューの中で「思った通りの色(釉薬)でしたか?」と焼き上がった器を見て聞かれた彼女は「少し違うけど、、、、まあ大体そうね」と話しています。(確かそんなニュアンスだったと・・・)
彼女の豊富な経験からしても、それでも思いとは少し異なる様子のようです。
その経験値も今日までの生活苦の中、色々なタイミングで出来上がった偶然のものもあり、
結果後々の彼女の特徴ある素晴らしい作風にもその技法が活かされた事を感じ取れます。。

人には何年も同じ事を繰り返しているように見えても、自身には想像もつかない違った結果に結びつく事もあり、またそれも意外な驚きと大きな喜びに繋がるのはないかと思います。

この20世紀のモダンニズムの陶芸家に続く、21世紀のモダンニズム(と言っても過言ではない)、ドイツ生まれKAHLA(カーラ)の食器、この機会に皆様の生活の中の文化として是非取り入れられてみてはいかがでしょうか・・。

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2009年02月24日(火曜日)

ワイングラスのお話

KINTO_staff[さぶたろう]

0902024-staff-yoda.jpg今回は少し商品よりのお話させて頂きます。
半年程前に発売された「ナチュラル・ブレッシング」という商品。
元々は造語ですが、自然界からインスプレーションを受けた事やモノをコンセプトにしたものです。
私の生まれ育った場所は、とても緑に恵まれた・・というと聞こえは良いですがとても田舎です。
その分季節の移り変わりや植物にも敏感になり自然と反応します。

「シペラス」:学名は「カヤツリグサ」という草花ですが、まるで線香花火がパチパチとはねているように子供の頃は見えてた思い出があります。。

「ファーン」:英名を付けてますが羊歯(シダ)の事です。 そう、大変田舎ですので春は山菜採り、秋はキノコ狩りが楽しめるのですがその都度、四季折々に変化する周りの植物達にも常に溶け込み生命力を発揮しているのが羊歯(シダ)でありその風景は今だ鮮明に目に思い浮かびます。
初夏には白樺林の足元に緑濃く生え茂り、秋には紅葉樹や蔦と共に見事な配色を見せてくれます。

ある北欧デザイナーの一人が「デザインはとてもヒューマンなこと・日々の生活に喜びを見出す事・・・」と語ってますが私もそう感じます。

見慣れた日常にも角度を変えたら以外なモノが見え隠れしているかもしれません。
日常の生活に隠れた小宇宙をこのワイングラスと共にいかがでしょうか・・。


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2009年01月26日(月曜日)

映画「PARIS」

KINTO_staff[さぶたろう]

0901025-staff-yoda.jpegBunkamuraル・シネマで昨年末から公開されている「PARIS」という映画を先日見ました。
数週間前に足を運んだ時は満員で、仕方なく日時を改めました。

現代のパリで暮らす人々の様子が坦々と描かれています。。
日々の何気ない暮らしがある事がきっかけでかけがえの無いものになる・・・・主人公が愛しくパリの街をアパルトマンから眺める様子でストーリーは展開していきます。

3人の子持ちの姉、マルシェで働く人々、パン屋の女店主とアルバイトの女の子、美人の大学生と教授とその弟、ファッション業界で働く女性達、命がけで不法入国しようとする移民たち・・・・そしてダンサーの主人公。
生き方も生活も考え方も全くばらばらな人々。
主人公の目を通して・・・人生は素晴らしく楽しいけど切なく哀しい、だから今日常にある幸せにもっと気づき謳歌すべきだ・・と見終わった後そんなふうに思いました。
また映画の中での主人公は決まってますが、人生では皆が主人公なのだから・・・とも。

下のカフェでタルト・タタンを勢いよく食べながら友達との映画談議もなかななか尽きません。
美術学校からの同級生とだから、こんなちょっと気恥ずかしい話も遠慮なく出来るのかもと、夢と希望にあふれた二十歳前の少女のような会話を楽しみました。。

さて、そんないつもの日常にも少しだけ心の豊かさをプラスするアイテムとして
ポプリポットをご紹介させて頂きます。
香りは心のリフレッシュでもあります。
ご自分なりの香りを是非お楽しみ下さい。

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2008年12月22日(月曜日)

セーヌ川と東京タワー

KINTO_staff[さぶたろう]

先日NHKハイビジョン特集で日仏交流150周年を記念して照明デザイナーの石井幹子さんが手がけたイベントのドキュメンタリー番組を見ました。
題して「日本の光がセーヌを染める~石井幹子とリーサ明理の挑戦~」。
セーヌ川に架かる25の橋に日本の四季の色彩をイメージしパリの夜を彩るというもの。

特に興味深かかったのは、日本人がイメージする色彩とフランス人がイメージする色彩との微妙な違い。
石井さんは一番色彩が豊かで我々日本人の根源に基づいているであうと思う平安時代から伝わる伝統色にこだわりライトアップカラーを選らんでいきました。
萌黄色とはよく聞きますが、単に英語に直してしまうとLight green。
この微妙なニュアンスが西洋人には不可解なようで、プロのライトカラーデザイナーも苦戦していて双方のやり取りが面白い。
また藤色でのシーンもフランス人からみた紫と石井さんが思う藤色の花の紫色では違う。
藤を見たことがないから・・・・と弁明してる彼らの言い分もなんとなくわかります・・・。

古くから染色を自然の植物から採取していた文化と、油絵に多く使う鉱物から採取した文化と、たったの150年ではなかなか合点が行くはずもないのかなぁ・・・等と考えつつ。
しかし美しいと思う観点はフランスならず全てではないですが何かしら世界共通するものがあると感じます。今も昔も。
番組後半ではセーヌ川に架かる橋が幾度となく見事に美しく映し出される映像がありました。08012022-1.jpgそして石井幹子さんのもっとも(?)代表する照明デザインは皆さんもよくご存知の東京タワーですが、その東京タワーも今年50歳をむかえてますます人々に愛され続けられ輝いている様子がなんとも雄大です。

少し早いですがここでカーラオンラインショップをはじめ、㈱キントーが運営する清香アイネストオンラインショップの年末年始運営時間のお知らせをさせて頂きます。
年内最終出荷は12月29日(月)午前までの受付、それ以降1月4日(日)までのご注文の出荷は1月5(日)からとさせて頂きます。
本年中はご愛読頂きまして誠に有難う御座いました。


来年もまた贔屓下さいますよう宜しくお願い致します。     (キントースタッフ一同)

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2008年11月25日(火曜日)

浜離宮恩賜庭園

KINTO_staff[さぶたろう]

3連休の最後の日、中浜離宮恩賜庭園へ出かけてみました。
あいにくの曇り空でしたが、小雨が適度なマイナスイオンを放出しているかのようで
庭園の森の中は空気が澄みきってとても気持ちが良かったです。
よくある路上脇の銀杏並木もこの季節はきれいに紅葉していますが、ここに植えられてある銀杏の木はなんとものびのびとした様子。c11_staff_yoda_081125-1.jpg
簡単に切られる心配もなく(なんとなく銀杏の気持ち)、軽く私の顔の高さまで枝を下げ伸ばしいかにも安心しています。

庭園の中には幾つもの小川が流れており、時おり鴨を覗く為の「鴨覗き」という小さな門があります。小川からゆらゆら流れてくる鴨達に気づかれない様そっとその様子をのぞき穴から眺めるのです。
行く道の足元には大きく開いたツワブキの花が咲き、奥は東京湾にも隣接していて潮の香りもしてきます。

ぐるりと散歩していると、大きな畑につきあたり近寄ってみると小さなかいわれ大根の新芽の様な苗が一面に生えてます。c11_staff_yoda_081125-2.jpg
まさか、こんな場所に大根畑?・・・と思い看板をみるとなんと菜の花の芽でした。汐留のビルを後景にし早春には一面、黄色い花畑になるのでしょう。。
東京って・・・・私が思っているよりまだまだ緑があるんだなぁ・・・・っと少しだけ安心し庭園を後にしました。
ティータイムは茶寮「都路里」のお茶パフェとお茶を頂きながら、ゆるりとした休日を過ごせました。

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2008年10月27日(月曜日)

初めての能

KINTO_staff[さぶたろう]

知り合いから能のチケットを譲り頂き初めて観賞いたしました。
頂いたチケットは大変ありがたいことに特別席です。
松涛の坂を少し上ったところにある能楽堂で、開演40分前既に入り口は賑わいお着物を綺麗に着慣れたご婦人方やご年配の方が多く見受けられました。
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「連吟・一調・能・狂言、休憩挟んで仕舞・能」と約4時間弱の内容です。
能初体験の私はいざ開演時意味無くとても緊張してしまい、そして目が乾く・・・。
あまりの静けさと緊迫感の中・・・途中、何故か妙な具合で曲が耳に入ってくるのです。
そして太鼓・小太鼓とかけ合いの声「いょーっ!ポンッ!」「はっ!ポポン!」の繰り返しが一定のリズムとなって・・・・・大変失礼な事に突如おかしさがこみ上げてくるのです。。。
これはいけないと慌てて口元が緩むのを抑えれば抑えるほど面白おかしく耳にはいってくるのです・・・・情けない。
やはりきちんとお勉強をしていけばよかったと既に後悔。
他の方々の耳にはそれは高貴な音色となって入っていた事でしょうに・・・残念、そして深く反省です。
しかし、そんな愚弄モノの私が急に目覚めたかのごとく舞台から目が放せなくなったのは、能の舞で一斉に5人の猩々が現れた時です・。
能面をつけたシテ方と言われる(このシーンでは海中に住む妖精)役の方々がそれぞれ豪華な刺繍の衣装をまとい酒を酌み交わし千秋万歳栄える事をめでたく祝うシーンです。
まさに圧巻とはこの事です。
華美なセットが無い分観る側のイマジネーションとそれに見合った基礎知識が充分必要なのだと思うのですが、私のような全くの素人がみてもこのように心を深く動かされる事もあるのです。

能はヨーロッパ的な文化とは逆の方向に発達をし、その「無」の部分に多くの表現を賭けたとも言われています。感情を凝縮した能面とその演技、贅を極めた装いと心に響く舞は日本人の心奥底を深く揺さぶるものがきっとあるのではないでしょうか。
遥か大昔の人々もこのように能の舞を観て楽しんでいたかと思うと不思議な気持ちになります。
シェイクスピアが生まれる約200年も前に生まれたといわれる能という演劇は日本人のもつある哲学=禅にも通じると語られています。

ますます、浅い浅い知識と足らない見聞の私自身をふと振り返り、この日は改めて日本文化というものを深く考え直してみるのでした。
そして私達が知らない日本の大切な文化がまだまだ身近にあるように思いました。
お茶も古くから私達の生活にとっては切れない嗜好の文化です。能と同じ遥か室町時代にも好まれていた事でしょう。たまにはゆっくりとお茶をすすりながら、遥か大昔にイマジネーションを馳せ秋の夜長を楽しむのはいかがでしょうか。。。


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2008年10月06日(月曜日)

フェルメール展

KINTO_staff[さぶたろう]

081006-staff-yoda.jpg急激に気温が下がり始めた休日、上野の東京都美術館に行ってきました。
「フェルメール展」が開催中です。
近年のNY・バークコレクション展、アールデコ展、プラド美術館展、昨年はエルミタージュ展、オルセー展など・・・都美術館で開催された展示はいつも混んでいるのですがそれでも並んで観たい展示内容ばかり。
12月14日までなのでまだそれほど混雑しないだろう・・・と油断して行ったのですがやはり人だかりの会場で毎回ながら少し苛つく私。
きっと会場に来た私以外の人々も同じように思っている事だろう。

いつものように音声ガイドも必需品です。
従来までは絵画に記してある数字と同じ番号を手元のガイド機に押すのがほぼ一般的だったのが、今回はより簡単なガイドに進化していました。
渡されたリーフレットに絵画の縮小プリントがあり、聞きたい絵画ガイドを紙面上でピッと機械でタッチすればいいだけ。
例えば20番が聞きたい時も2と0を押さなくても紙面上のその画像を押せばいいだけなのです。
映画でも登場した「ワイングラスを持つ娘」の周りは案の定黒い人だかり。
こんな時お目当ての絵画がなかなか観れなく、まして暗い照明の中でこのシステムは近年老眼になりかけてる私にとっては大変ありがたい。

43歳でこの世を去るまで彼が生涯残した作品はたったの35点といわれ、個人蔵含め世界中から7点が上野に集結したのだからやはり観る価値は大。
また本人の明確な肖像画は残されてなく、数回に渡り盗難された名作も奇跡的に戻ってきたりと様々なエピソードと謎を持つ画家らしい。
実は絵画を観ながら時おりガイドを外し周りの人々の感想をそっと聞くのも密かな楽しみでも
あります。
「ほら、、なんとかっていう題名の、、映画にもなったじゃない?フェルメールの。。。なんで急にこんなに人気があるのこの人(←フェルメール)・・」
と正面に位置するおば様方のひそひそ話にそっと耳を傾け、ふむふむ確かにいつからこんなに日本人はフェルメール好きになったのか、、、かくゆう私も、とふと考えてみたりするのでした。


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