
2004年11月09日(火曜日)
母娘京都旅行
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ
母と二人、京都に行ってきました。
木曜担当の宮澤やすみさんがおっしゃっていた通り、紅葉にはまだちょっと早かったようです。せっかく名所「詩仙堂」に行ったものの、もみじの葉は先の方がほんのり色づく程度。でも久しぶりに天気に恵れ、もうそれだけでかなりいい旅でした。
行ってみたかった場所のひとつが、京都大学の向かいにある老舗喫茶店「進々堂」。古く味わいのある建物、創業当時(昭和5年)から使われているというナラ材のテーブルというのを、無垢の家具を扱っていることもあり見てみたかったのです。
ここではお店の雰囲気だけでなく、持つと指のあとがつくくらい柔らかーい食パンに卵の具がたっぷりとつまったサンドイッチとミルクがたっぷり入ったコーヒーもしっかりと堪能。コーヒーを飲みながら母から、亡き父が学生時代しばらく京都に滞在していたことがあり、その当時進々堂にも来ていたという話を聞きました。初めて聞く話です。もしかして父も同じテーブルでコーヒーを飲んだのかもしれないと思うと何だか不思議な気がしました。
結構欲張ってあちこち見たため、最後の錦市場に着いた頃にはさすがに少し疲れました。それでも桝梧の漬物、近喜の飛龍頭、麩嘉の麩饅頭、三木鶏卵のだし巻あとばってらや鱧、あ丹波のぶどう豆も…そんな感じで両手いっぱい買い込んでしまったのでした。京都ってある程度年をとってから女同士で来るのが楽しい街なのかも。
ちなみにツアーコースはこんな感じ。
1日目和久傳(昼食)→鞍馬山歩き→村上開新堂→一保堂茶舗→イノダコーヒー
2日目詩仙堂→恵文社→古本まつり→進々堂(昼食)→骨董街→錦市場
ある意味わかりやすいですね。
さて今回参加できず少々ふてくされ気味の家族に村上開新堂のロシアケーキをお茶菓子にお茶を淹れ、ご機嫌をとってみることにしました。
「コーヒー、紅茶、日本茶、中国茶どれにする?」
「中国茶」さらに先日チンシャンさんにいただいた茶壷「三足鼎壺」を指して、
「魔人ブウで淹れてくれ」
え魔人ブウってドラゴンボールに出てくる悪者?(適切なリンク先が見つからなかったので、気になられた方は検索してみてください)。
うーん確かに似てるかも。
でもそれ一生ものの茶壺なんですけど。
いくら何でもそれはひどいんじゃないかと…。

2004年11月02日(火曜日)
益子ツアー
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ
同僚と一緒に「益子陶器市」に行って来ました。
当日は雨、現地は晴れてるといいなという願いも叶わず…(最近休みというと必ず雨が降っている気がします)。それでも会場は沢山の人で賑わっていました。街道にはずらりとテントが並び、その中で自作の器でわいわい宴を楽しんでいる作家さんがいれば、静かに読書をしながら店番をする作家さんもいたり
して、みなそれぞれ。「焼物」について語り合う作家さんたちもお見受けし、思わず耳を傾けてしまいました。
今回の益子ツアーは、自分が使う器を探すことが一番の目的だったのですが、ちょっとだけ仕事もかねてました。私が働く店では家具のほかに生活まわりの雑貨も色々と扱っています。器もその一つ。どんなモノでも選ぶ時は、作っている人の温もりが伝わるようなモノであることも大切な基準の一つにしています。陶器市では作家さん自らお店に立つので、直接お話できるいい機会なのです。
私たちはわりと若い作家さんを中心に見てまわりました。
「これいいですね」そんなちょっとした一言から会話がはじまり、器について解説してもらったり、どれにするか一緒に悩んでもらったりして…そんなやりとりを経て買った器は大切にしようと思うし、もしもお店で扱わせてもらうことになった場合も心からおすすめできるのです。
すぐにお店に置かせてもらうといった話はありませんでしたが、素敵な出会いがいくつかあって、作家さんにパワーをいただいた気がします。「いいモノを作っている人は世の中に沢山いるんだよねー」と二人して盛り上がり、益子をあとにしました。
もちろん器もたくさん買いましたよ。
湯のみ、取り皿、大きめのお皿、燭台(和蝋燭をたてるために)…ずらり収穫品を机に並べてみて、なぜかそのほとんどが黒だったので一人笑ってしまいました。
先週は「作家」な1週間でした。
というのもチンシャンさんのお茶会にお招きいただいた時に、おみやげにすごいものをいただいてしまったのです。宜興作家の茶壺です!茶壷職人の中でも「作家」という称号を持つ人は数%しかいないとか。私には間違いなくもったいない品ですが、大切に使わせていただくことにしました。使う前に茶葉を淹れてお湯を注ぎしばらく置き、その後茶葉で内側をゴシゴシ。。定期的に布で磨くといいということなので、それも実行しようと思います。きっと時間がたつにつれ、いい味が出てくることでしょう。
楽しみ楽しみ。

2004年10月26日(火曜日)
とりとめのない茶飲み話
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ

またもや休日と台風が重なってしまった先日、懲りずに友達の家に行って来ました。
実家の庭でとれた柿をおみやげに。
彼女の家は雨がよく似合う落ち着いた雰囲気。
そこにあるモノは決して数多くないけど、愛情をこめて接していることが伝わってきます。
例えばお邪魔した日には使い込まれた文机の上に、何でもないコップに生けた白いバラが飾られていました。ただそれだけなのに、神聖な空気に包まれているのです。
机の上に無造作に置かれたペーパーウェイト、冷蔵庫に貼られたメモなんてありふれたものさえも、そこでは特別なものに見えるから不思議です。同じものを私の家にもってきたところで、よくは見えないだろうとわかっているのですが「これどこの?」なんていちいち聞いてしまいます。
その延長でドアの外にあった植物をさしていいねーと言うと、「ああアレか」と何となく意味ありげ。
聞くと何とそこで毒蛾が孵化してしまったそう。
しかも体調を崩して寝ていた時に部屋を飛んでいるオス蛾とメス蛾を発見。力を振り絞り、蛾2匹及び植物を外に出したのだけれど、翌日見てみると枝にしっかりと卵がぶらさがっているではないですか。しかもそのそばでオスがじっと見守っていたんだとか。う・わーと同情すると、むしろその生命力に感心したようです。
「すごいなーと思った」。
そう言えてしまう彼女がなんかいいなぁと思ったのでした。
女同士の茶飲み話はとりとめがなく(ちなみにその日のお茶はカモミールティーでした)。そのうち私が中国茶にはまりつつあるという話題に。蓋碗っていう蓋をずらして使う急須のような茶碗のような茶器もあると報告したところ、
「玉露の急須に似てるね」
と言われました。
そういわれてみればそうかもしれません。
彼女が言った玉露の急須」とは私が勤めている店で扱っているもの(上の写真がそう)。中目黒の茶房で使われているのを置かせてもらっているのです。残念ながら私はまだ行ったことがないのですが、その店では急須に茶葉をいれてお湯を注ぎ、お猪口でいただくそう。お湯の温度や量などを変えつつ何杯か楽しみます。で最後に残った茶葉にポン酢をつけて食べるんですって。
どことなく蓋碗でいただく中国茶に似てませんか?
ところで中国茶の葉も食べられるのかなと思ったら、今回の「天然生活」で紹介されてましたね。「おいしい中国茶料理」。
中国茶・入門編の私にはへーと思うことばかりでした。

2004年10月19日(火曜日)
風邪ひきの休日
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ

先週嵐の中、中華街をさまよったのがいけなかったのか、何だか喉が痛く風邪気味の1週間でした。
ということで本日はせっかくの休みですが、仕事を持ち帰り家で大人しくしていることに。
我が家の窓は全て掃きだし窓。ベランダ沿いに4枚並んでいます。
そのため壁面が少なく家具の配置に困るのですが、眺めはなかなか。
5階なので銀杏並木のてっぺんと空が広く見渡せます。
今日の空は今にも降りそうな寂しげなグレー。
そんなに変化はないけれど眺めては、ついついぼんやりとしてしまいます。
そしてガスコンロでは先日買った蒸篭が今日も活躍中。
中身は上の段に肉まん、下の段にさつまいも。
こうやって数種類のものが同時に蒸せてしまうから蒸篭って便利です。
おまけに蒸気は部屋があたたかくしてくれるし、もしかして喉にもいいかも!?くもった窓ガラスもいい感じです(景色は見えなくなってしまいましたけどね)。とりあえずこれからの季節に欠かせないアイテムになることでしょう。
そうこうしているうちにお昼の時間。
メニューはもちろん、水っぽくなくホクホクしたさつまいもとふかふかの肉まんです。お茶は
茶壺で淹れました。
ところで同じお茶でも茶壺でいただくと、なぜこんなにおいしいのでしょう。
中国茶の香りの良さを一番に実感します。
大袈裟でなくそう思うので、茶壺のことは「魔法のポット」と呼んでおります。
仕事に煮詰まったらCDに合わせて歌を口ずさんだり(怖)、ゴロンと横になって蒸しもの教科書「スチームフード」を眺めてみたり(頻繁に見ているのでそのうち湯気でふにゃふにゃになりそうです)。
結局仕事は大してはかどらず、風邪ひきの休日は暮れていきました…。

2004年10月12日(火曜日)
中華街蒸篭ツアー
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ

台風22号が直撃した土曜、横浜中華街に蒸籠を買いに行ってきました。よりによってそんな日に!?と我ながら思ったのですが、長尾智子さん福田里香さんの本「スチームフード」を読み、どーしても蒸したくて蒸したくてしょうがなくしまったのです。そう思ったら我慢ができない性分。もう行くしかありません。
現地は小雨。せっかく来たのだからお菓子も買っちゃおう、あ豚まんや桃まんも蒸かして食べたら楽しいかもなーんて道草してたらどんどん雨が大降りに。まずいと気付き蒸篭屋さんに向かうも!店が見つかりませんー。
それからどれくらい歩きまわったでしょうか。傘の骨が折れ、靴は水浸し。何だか寒気もしてきました。住所だけでは手がかりにならず(ほとんどの電柱に番地侮ヲなし)、もういい加減電話で聞いてみようと携帯を取り出したところ何と充電切れ…。そんな時はとりあえずお茶でしょう。
注文したのは東方美人。お店の方が蓋碗で淹れてくれました。鮮やかな手つきに見惚れていると「香りをお楽しみください」と蓋を顔の前に。初めてのことなので戸惑いつつかいでみると、言われた通り紅茶の香りです。その優しい甘さは身体にしみいります。
2杯目からは自分で淹れてみました。卓上でしゅんしゅんカタカタと素敵な音をたてているポット(常に温かいお茶を飲めるって素晴らしいですね)から蓋碗にお湯を入れ、少し蒸してから茶杯に。夢中になって杯を重ねるうち、冷え切った身体はいつのまにか温まっていました。
店を出てしばらく歩くと電話ボックスを発見、お茶のおかげで無事に蒸籠屋さんにたどり着けたのでした。

2004年10月05日(火曜日)
紅茶、コーヒーときどき中国茶
アイ・スタイラーズstaff 玉木あずさ
洗濯物を干し、家中を水拭きしてひと息。さて今日は何をしようかなと考えつつお茶。休日は大体そんなふうに始まります。お茶はペーパードリップで淹れたコーヒーだったり、エスプレッソに泡立てた牛乳をかけたカプチーノなんてこともあれば、簡単にティーバックの紅茶だったりすることもあります。で本日は鉄観音茶とプーアール茶をブレンドしたもの。久しぶりに行った中華料理屋で、そういえばここで出してもらったお茶がおいしかったなと思い出し買ってみたのです。けどどうも味が違う…。その時いただいたのはほのかに胡桃のような甘さがある、こっくりとした味わいのそんなお茶でした。お店の方に相談にのっていただいたのですが、残念ながら違ったようです。うーん飲んだ時に名前を聞いておくんだった。
最後になってしまいましたが、私について。年齢は31歳。アイ・スタイラーズというインテリアショップで働いてます。販売・プレス・HP&メルマガ書きなどが主な仕事です。休日はこんなふうに家のことをしながらのんびりと過ごしてます。普段家にいないからか家事は楽しく(「暮らし」を扱う仕事をしているので、時にはそのアイデアも生まれることも)、しかも住んでいる築34年の古マンションがどうしてなかなか居心地よく一日いても飽きないのです。
たぶんゆるーい雰囲気の日記になるかと思います。どうぞよろしくお願いします。